春の恒例行事のひとつ、トレント映画祭 (4月26日から5月6日まで)始まりました。本来映画祭は「山、自然」がテーマですが、近年は海外の一国を指定、映画やイベントを通じてディスティネーション国に関する文化を紹介しています。
今年は「日本」が焦点で、邦画上映と文化紹介イベントを提案。(当然のことながら、SUSHI 、KIMONO、 IKEBANAなんかもありますよ)
寿司はもうほとんど SUSHIとして知られている”日本食”皿。近年では相当知られるようになった言葉と食べ物である。イベントのひとつに「フランス人シェフによる創作スシ」というのもあるのだとか。
日本人DOCの私としてはやや複雑な気持ちなのだが、こちらの「寿司」はSUSHI と表現されてちょうどいい、でも味にはうるさいイタリア人向け「新作寿司」。だから、日本で食するものとは違うものと考えれば”イケ”るのではないか。
さて、個人的にイベントの中の一押し、観る価値、観せる価値があると思われるのは、今村昌平監督の楢山節考(1983年作)の上映。
トレントにおいては、日本に関する初の大イベントです。
33人のトレント人がトレントへ帰ったそうだ、しかも33人のトレント人全員せかせか駆け足で。いったいこれは本当か嘘か。トレント人とはトレンティーノとは!?
2018年4月27日金曜日
2018年4月12日木曜日
サン・シーロ教会 #sansiro #calavino #comunedimadruzzo
カラヴィーノの遊歩道中、岩の上に立つ小さな教会。遡ること12世紀建立だそうだ。
異なる時代につけたされたり修復されており、明確なもののひとつに、1610年6月、月日と氏名が教会正面の上部に記されている。古くは動物の守護聖人である聖プロコロに献じた教会だったが、1484年にパヴィアの司教に新しい祭壇を献じてサン・シーロ教会となる。サルカ谷の沼地に生きる農民の間で流行った熱病の守護聖人である。
17世紀から19世紀頃に描かれたと推定されるフレスコ画が内部に描かれているそうだ。訪問は予約制、残念ながら次回ということに。
トレンティーノ、ガルダ湖の北部、湖水とぶどう栽培でも知られたラーギ渓谷には小さな興味深い村落がいくつかある。カラヴィーノは2016年ラジーノと合併、「マドゥルッツォ」になった。再開発中(?)の 興味深い地域でもある。
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