アダメロ・ブレンタ自然公園はドロミティ山塊ブレンタ、アダメロ・プレサネッラ山群をカバーする保護地区。
いくつか推奨されたトレッキングコースがあります。
もちろん早朝起床して時間をかけて歩くのが正当でしょうが、初心者の場合は、マドンナ・ディ・カンピリオまで車で。駐車場からヴァレシネッラーVallesinella(1517m)まで送迎バスが出ています。
そこからCascate Alte 方面、次の休憩地点のマルガ(1681m)まで森と渓流の散策(片道およそ30分)コースがあります。
赤みがかった石灰岩の山塊ドロミティは独特の景色。
以前観光プロモーションの仕事で、トレンティーノの魅力のひとつ「Acquaー水」をどう訳すべきか悩んだことがあります。その水、清流は果してどこに思いながら。
おそらくトレンティーノのAcqua に出合える場所です。
ところで、パンフレットによると、
自然公園の過ごし方10の心得
1、心動かす感動を再発見しよう
2、静寂、風、自然の音に耳をすまそう
3、日の出から日没までの自然公園の秘密と共存しよう
4、自然のかけらを持ち帰るのでなく、映像に収めてコレクションしよう
5、地元に伝わる伝統文化を尊重しながら、人々の形跡を探究しよう
6、自家用車を置いて、足や自転車、送迎バスを利用しよう
7、自然の時間経過に従って、落ち着いて行動しよう
8、ゴミは各自で持ち帰る。他人が落としたゴミを見つけた時は拾おう、公園が常に清掃されている為にも
9、自然をさらによく知るためにエキスパートの力を借りよう
10、自然を満喫するのに適した服装を心がけよう
そのためにも自然公園を尊重する10の約束
1、森の最大の敵は火気。やむを得ない場合は予め指定された場所で着火する
2、草花、動物やトレッカーを尊重するために、自転車は指定された場所を通行する。散策道では押して通行
3、鉱山や化石は持ち帰らない。過去尊重してきたお陰で、何千年もの間そこに存在しているものである
4、音楽の音量を低くし、聴覚を使う。自然はさまざまな種類の音に満ちている
5、動物を見かけたときは、彼らを驚かせないように少し離れること。犬を怖がるので飼い主はロープにつないでおく
6、至るところ見つかる茸を採集するには市の許可証が必要である
7、自然公園の平穏を妨害しないためにも、キャンプは禁止されている
8、軍用品が見つかるかもしれないが、持ち帰らないこと。禁止されており、また危険が伴う場合がある。発見を報告したほうがよい
9、両生類、爬虫類、無脊椎動物(昆虫、貝)なども自然の調和には欠かせない生き物である。彼らに対しても尊重心を忘れないこと
10、草花、樹木を尊重する。色彩の美しさ、自然の良い香りは次の訪問者のためにも存在する
また自然公園にごみ箱が設置されていないのは、各自で持ち帰ることを前提している。ゴミが動物の食文化の変化と環境を破壊する原因にもなるためで、駐車場では持ち帰り用のゴミ袋も分配しているそう。
自然に対する意識を見直しますね。
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