2022年1月25日火曜日

コロナ共存トレント人

新型COVID19感染増加が懸念されるこの頃、イタリアは再三の行動制限の見直しがされている。

今や日常生活には携帯必需品のひとつとなった「グリーンパス」は、ワクチン接種済み、または指定の検査によるCOVID19陰性証明書を総称していて、至る場所でその提示が求められている。2月からはさらに「強化グリーンパス」(有効なワクチン摂取証明書)と区別され、文化施設、公共交通機関の乗車などはこちらの提示が必要である。つまりワクチン接種が済んでいないと支障がおよぶ場合・場所も出てくるのだ。

また在伊(外国人を含む)50歳以上はワクチン接種が義務化され、怠ったものは罰金も課せられるそうだ。予防対策の大きな一歩ではないかなと思っているが、義務化しなければならなくなるほど強い反対派が世間に混乱を起こしているのは事実である。

大学教・職員、芸術・音楽学院、高等学校の教・職員もワクチン接種が義務付けられ、教育関係機関は新年から一斉に通常授業に戻ることとなった。

また銀行、市庁舎、郵便局、軍事局への入場、中小売店への入場はグリーンパスの提示が必要。先駆けて1月20日からは理美容院、エスティックサロンもパスの提示が求められることとなった。(クライアントとかなり接近している職業なのだから、今までフリーだったの不思議なくらいだが。)

バール・レストラン等飲食店は着席はもちろん、着席せずに飲食する場合もグリーンパスの要提示のため、今まで以上に予防対策されているかどうかをコントロールされるというわけ。

それから市内中心地や密集地でのマスク着用義務は当然のことながら、つまりは自宅を出たら自宅に戻るまでの屋外ではマスク着用していたほうが懸命ということ。(ほぼ皆さん着けてるけど)ちなみに先の公共交通機関の乗車や文化施設の入場はサジカルマスクFFp2が指定されている。この条例が出たばかりは”マスク売切れ”が発生したが、現在はちゃんと流通している、しかも値下がりで。

思いつくところはこんなところだが、文化施設・イベントをはじめとした要予約制で、入場制限があることにより混雑しないのでかえってありがたい。

さて市内でのワクチン接種は郊外の大型仮設テント会場において、県内ではいくつかの特設会場で、休憩なしの時間帯で行われている。週末も予約なしでの接種が可能な会場が設置され、トレント県内は予防対策に最善を尽くしているという印象。

私は3回目接種の予約をインターネットで検索したが、やっととれたのが一月末、車で15分の隣市会場に行く予定だった。仕方がないと思いながらも、夫のトレントでの予約日に同行した際、予約なし受付けで申し込みができ、あまり長い行列を待つ事なく接種完了。

ワクチン接種会場で気がついたのが、簡素な仮設テント内外には思いがけず多くの若者が働いていることだった。確かに時間外(週末)に働ける人は限られていたせいだったのかもしれないが、会場には明らかに「若者」のほうが多く、ハキハキ元気な対応してもらえたのは、数々の心配がわずかでも減少(解消?)したと思える。それにしても皆さん本当にお疲れさまです。

今回はワクチン後の発熱の副反応があったが、解熱剤の服用で二日後にはすっかり完治した。その時の体調にもよるとも思うので、やはり日頃の健康留意は重要ではないかな。

コロナ共存3年目、ともかく私自身はブースターワクチン接種を終え、政府推奨予防対策を遂行、日常生活の自由(比較的?)を確保している状態である。とはいえ、まだまだ油断できませんね。

2022年1月10日月曜日

寒中お見舞い申し上げます #happynewyear #buonanno 

寒中お見舞い申し上げます。


新年いかがお過ごしでしょうか。

昨年は自宅隔離中のなか年始を迎えました。夫がようやく平熱に戻り、年明けのPCR検査結果で陰性になったのち、早速行った私の検査の結果はなんと陽性。従って私だけさらに二週間の隔離を要請され、結果的にほぼ一月家に篭っておりました。無症状でいたって元気でおりましたが。

その後ワクチン接種、首相令の行動範囲も緩和され、公私共々「通常」になりつつありました。おかげさまでクリスマスの昼食も家族親戚とともに食卓を囲み、大晦日も少ない友人たちと一年を振り返りながら、”だからといって昨年の出来事で無かったほうがよかった事は何もない”という見解が一致。確かに今までにない環境で過ごした一年であっても、さまざまな修正を行いながら、コロナ禍と共存、少なくとも年の終わりと始めに会った友人知人たちが元気で前向きということにも勇気付けられました。

まずは穏やかに新しい年が迎えられたことを感謝。そして一日一日を大切にしなければいけませんね。何しろおちおちしていると、見逃しや聞き逃し、やり逃しがあるのではないかと、時間のほうが先を超えてしまう、そういう日々の速さを感じております。

2021年12月14日火曜日

クリスマス小市場 Mercatino di Natale

今年のドゥオモ広場のイルミネーションは、大聖堂だけでなく広場を囲む歴史的建物も含めたトータルルック、ややレトロな感じな印象です。 


2年ぶりの「クリスマス小市場」も始まり、12月のチェントロはにわかに活気ついています。コロナ禍のマーケット入場時はグリーンパスの提示が必須なのですが、混乱をさけるために、事前にインフォポイントで監査済みブレスレット(無料)を入手することを推奨しています。

工芸・特産品屋台の数は例年に比べるとやや少ないものの、フィエラ広場もチェーザレ・バッティスタ広場も飲食ブースは大人気、結構賑わっております。

 

トレント クリスマス小市場>  11月20日〜1月9日 

日曜日から木曜日:10時〜19時30分、金曜・土曜日:10時〜20時30分 、12月18日、31日:10時〜22時    12月25日:休

 

さて今年は更にチェントロのところどころのバールにヴィンブルレ屋台があり、散策中にちょっと立ち飲みができる、というのが新しい。これはマーケットの密を避けるための”グッドアイデア”だと思っているのですが。特にヴィンブルレはバールに座って優雅に飲むというより、”ラフに立ち飲み”というのが気分にも合っているし、寒くてもショッピングだけでなく、散策が楽しみになるというもの。十分な厚着でお越しくださいませ。


2021年10月5日火曜日

秋の収穫

 いよいよ収穫の秋。少し郊外にでるだけで果樹園が豊富なのがトレンティーノである。

9月中旬、収穫日を待つばかりのりんご果樹園を通りながらウォーキング。ゴールデンだろうか、いかにも美味しそうにたっぷりに成長している様子。

私は写真を撮るだけだが、時々小さな子供がちょっと拝借しているのも実は目撃してしまう。一週間後には収穫。


これもまた、ウォーキング中に出合うフルーツのひとつ。Mela Cotogna (マルメロ)だそうで、トレンティーノで見られる果樹。生で食するには苦いので、ジャムなどにするそう。日本では「かりん」の種類です。栽培でなく一般家庭でなっているもの。

9月最終土曜日は晴天に恵まれ、収穫日和となったブドウ。テーブルワインにする個人所有ブドウ畑の黒ブドウ。2021年は房が良く熟成、美味しいワインができるとの予想だそうだ。ちょっと味見しただけでも、酸味と甘み水分もちょうど良い。

ワインになるまで楽しみに待つのである。

2021年9月20日月曜日

引き続き、近頃のMART

 引き続き、近頃のコンテンポラリー・アート分野。

9月19日までMARTの別館パラッツォ・デッレ・アルベレ(Palazzo delle Albere )にてスティーヴ・マッカリー展が開催されていました。

ナショナル・ジェオグラフィックの報道写真家として活躍、特に深い瞳で見据えるアフガンの少女の写真は数々の賞を獲得していることでも著名です。

今回の写真展用の写真も心惹かれました。探したものであっとしても(恐らく)作られたものでない”文化ドキュメント”ではないでしょうか。(でも、どことなく見たことがありそうな顔立ち、と思うのは同じ東洋人だから?)



アフガニスタンで撮影された写真は、地方の美しい風景と、対象的に紛争や軍人たちの写真が何枚かありました。ちょうどカブールがタリバンにより陥落されたニュースで世界中がどよめいている時期と重なり、「アフガニスタン」や「タリバン」のイメージを改めて描き直した機会でもありました。



事前全予約制で、グリーンパス提示が義務つけられたばかりの時期でしたが、入場前にわずかな行列があった程度で、大きな混乱なし。

アジア、アフガニスタン、ブラジルで撮影されたポートレート、風景写真など130点の写真と興味深いショート・インタビュー・ビデオを4本、1時間の制限時間内ギリギリでしたが、なかなか濃い時間を過ごすことができました。


気に入った写真の一枚の一部

今回の展示のなかでは珍しい、ヨーロッパの風景写真、アジアと異なる光や色彩、澄んだ空気や平和も感ずる。



きっと現在ならドローンで簡単にできる遠隔や上空からのアングルも、当時は時間も手段も限られた、危険を伴いながらの撮影のことを想像すると、写真は「絵」だけでなく、写真家の感情も芸術のひとつだと思ってしまう。

夏の合間行った価値ある写真展でした。


2021年9月17日金曜日

新学期 in Trentino

グリーンパスが(ほぼ)義務つけられる、というニュースが流れるや否や、反ワクチン接種派との熱い衝突が今なお続いているが、9月6日新学期は100パーセント対面授業を前提に始まったのだ。

人出も戻ってきた中心地

一般人の私などにすれば、それより公共交通機関(バス・電車など)の混み具合のほうが心配で、特に近所の二学部ある大学生と住人の中高生との登校時間帯をできるだけ避けるってことかな。まあ、通勤に関しては自家用車利用が多い地域だから、登校時間を除けば日中のバスは大抵ガラガラなのが現状、今までと同様80パーセント乗車率を許可している。75人とか80人収容とかって書いてあるけど(多くない?)

ところが、最近相当な”遅れ”が発生していることが問題になっているらしいのだ。

蛇腹で繋がったながーい二両編成バスの運行が原因のひとつなんじゃないですか〜??今までも大学生対象の時間帯に特別周遊で運行していた二車両バス、新学期からは多くの時間帯に導入されたというわけで、カーブの坂道の多い丘陵地区は速度を落とさなければ、すれ違いもだが曲がれない、当然渋滞が発生するでしょうと想像できてしまうけど。

この坂道カーブ、通常は大型バスドライバーも普通のスピードで走る。つまりバスの通行で渋滞にならないってことです。でもすれ違いで急ブレーキの時もあり、実はかなり揺れてスピード感あふれる行程(少なくとも個人的にそう思っている。)なのだ。

さて、二車両バスは前方の張り紙で80パーセント乗車率で「マックス125人」とのこと、そんなに乗って重たくならないのかしら、と思ったりして。それにしても125人乗車としたら、やはり「密」じゃない?とも。

先日の二車両バスは新人らしきドライバーだったらしく、横で先輩のハンドルさばきのアドバイスを受けながらゆっくり下ってきた。多少遅れてもいいから慎重に行け、とも言ってたなぁ。

マックスで100人以上乗せて運ぶドライバーさんも責任重大〜ですね。いやはや、本当にご苦労さまです。

とりあえず新学期の移動は二車両バス運行でやってみよう、ということね。様々な部分で、微調整しながら始めようという意気込みがあって、今のイタリアは好ましいと思っていますけどね。ちなみに、バス会社から、市内接続にバスの利用を薦めている、とのことでした。これで乗車率が減ることは確か、渋滞も避けられるかも。

 

2021年9月15日水曜日

近頃のMART

コロナ禍で昨年からアートからも少しご無沙汰していましたが、今年は興味深い特別展が重なっていたこともあり、是非とも再訪したかったMART トレント・ロヴェレート近代美術館(MUSEO DI ARTE MODERNA E CONTEMPORANEA DI TRENTO E ROVERETO)です。

美術館再オープンした夏の合間に行ってきました。 


ガラスのクーポラから光が差し込む入り口広場には、ドナテッロのダビデ像にインスパイアされたというコンテンポラリー彫像。

8月末まで、ラファエッロ〜ピカソからデキリコ展が開催されていました。

ウフィツィ美術館から自画像を始め数点のラファエッロの作品も。(ちょっと画期的!だと思う)

実際には、ピカソとデキリコの自画像から始まり、近代芸術家がいかにルネッサンス時代に影響を受けていたかを対象するもの。


ピカソもデキリコも思いがけず数多く鑑賞できたので、得した気分になりましたとも。


デキリコもピカソもMART所有があるのですが、視点を変えて、また新たに幾つか観られた好機会でした。コンテンポラリー・アートは時々恋しくなる分野、新鮮です。



何度か書いたかもしれませんが、スイスの建築家マリオ・ボッタが手がけた建築も外観、内部ともに見所。

ちなみにトレンティーノ出身の芸術家作品も常設しています。



アンドレア・マルファッティはトレント中心地には幾つかの作品を残している19世紀の彫刻家、近い過去の身近な芸術家のひとり。



さて、今しばらく開催中のボティッチェリ展は、好みが別れるかも。プリマヴェーラの現代版は今ひとつ共感できないけれど、ボティッチェリ本人の作品は観る価値ありです。

#ヨーロッパ #イタリア #コンテンポラリーアート #トレント #トレンティーノ #トレンティーノアルトアディジェ 

2021年7月21日水曜日

Depero. 1929 Drama  デペロ 



トレント南部ロヴェレートの町にあるMart (トレント・ロヴェレート近代美術館)のグループで、トレンティーノ出身の未来派画家フォルトゥナート・デペロに因んだ「Casa d'Arte Fortunato Depero」はイタリアで唯一の未来派博物館だそうだ。

絵から飛び出し、人や建物、喧騒が詰まったドラマチックなニューヨーク、現在の視点からでも新しく面白い、と思う。

#mart #depero #trento #trentino #trentinoartoadige #italia

2021年7月2日金曜日

覚書 Cantina Aperta - Cantina Endrizzi  カンティーナ・オープンデー 

5月末、長い間の外出規制から徐々に解放されて、アウトドアで過ごすのがとても好ましく、緑が美しい季節になってきた頃、カンティーナ(ワイン醸造所)を一般解放するイベントが再開されました。

昼食後、チェンブラ渓谷と北部の丘陵を少し歩き、遅い時間になりましたが、サン・ミケーレ・アッラディジェのカンティーナ・エンディリッツィ Cantina Endrizzi に立ち寄り、西陽に照らされた広いぶどう畑の中でワイン試飲。

Cantina Endrizzi はトレントの北部アディジェ側の東岸に位置し、1885年創立、現在5世代目の県内でもっとも伝統的なカンティーナのひとつでもあります。



トレンティーノとトスカーナにぶどう畑を持ち土地柄を生かしたワインを製造、国際的なレベルでも評価されています。近頃は”美味なハッピーアワー”を提案していることで(個人的にも)要注目です。

エンディリッツィ https://www.endrizzi.it/it/

日本訪問もしているそうです。

https://www.endrizzi.it/blog/2021/04/26/giappone-affinita-elettive/

2021年5月25日火曜日

市民の塔 Torre civica

ドゥオモ広場にそびえる「市民の塔 Torre civica」は、13世紀の大司教の要請で建築がはじまり、長期に渡り見張り塔として、また時を知らせるための役割と信仰管理のために存在していた。15世紀初めに市の所有になり、何度かの修復を経て、現在も鐘楼の音が響く。

2015年8月に火事が発生、新たに鐘楼と外壁と鐘楼に続く鋼鉄の階段が設置された。内部の梁の焼け跡は証拠に残されたそうだ。高さ43メートル。


隣接の「司教区博物館 Museo Diocesano Tridentino」はトレント公会議(1545から63年)のさまざま貴重な資料が見られる他、カトリック信仰の木彫り祭壇や木像などが展示されている。7枚のフランドルのつづれ織り(16世紀初頭)が興味深い。

#ヨーロッパ #イタリア #トレント #トレンティーノ #トレンティーノアルトアディジェ

2021年5月14日金曜日

ヴェッキオ橋 Ponte Vecchio

 バッサーノ・デル・グラッパを流れるブレンタ川に架かる屋根付きの木造の橋「ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio) 」は13世紀初建、戦争や洪水などで何度も架け替えられた後、1947年アンドレア・パラーディオの設計に基づき再建された。

6年かけた修復がようやく今週終了します。


ブレンタ川は、トレンティーノのカルドナッツォ湖、レヴィコ湖に源を発し、アドリア海とポー川に流出、かつては水上運搬としても重要な役割を担っていた川のひとつです。



橋から、パラッツ ォ・ストゥルムの中庭の「King Kong Rhino」が陽光に反射する姿が。台湾人アーティストLi-Jen Shin の鋼鉄ステンレス製 ”大型サイ” で12月31日までの展示だそうです。古い街並みに突然のコンテンポラリー出現が興味をそそります。



2021年5月10日月曜日

マルゴン散策 Villa Margon

 ようやく外出制限も緩んで来たのに遠出をするにはちょっと天気が怪しかった週末、トレントの南西ラヴィーナ地区の丘陵ヴィッラ・マルゴン散策道を歩いてみました。ボンドーネ山の麓、良く陽が当たる景勝地に16世紀建立の美しい館(ヴィッラ)があります。



<ヴィッラ・マルゴン Villa Margon >

1540年から50年にヴェネト地方出身のバッソ家により建立。家の崩壊後はフッジェル家、ロドロン家、ルピス家、サルバドーリ家など1970年まで貴族家に引き継れた。


貴族の夏季の保養地として利用されており、とりわけ美しい景観とおよそ135ヘクタールの広い森林公園の中に建つ。館はヴェネト派ルネッサンス様式の正確なアーチと調和のとれた正方形二階建て、外壁には町を描かれたとわかるフレスコ画が残っている。


内部は500年代におけるトレンティーノに関する一連のフレスコ画が描かれている。館の客として迎えるはずのカール5世皇帝のエピソード、新旧聖書のシーン、次の間の月時絵などは当時の生活の証としての貴重な資料でもある。貴重な調度品が保存されているのも見逃せない。


居館に隣接する胸壁塔は800年代に建て替えられた。マリアの出産に因んだ小礼拝堂はもともと500年代に建立されていたが、1867年にマセラ建築家によりネオ・ゴシック様式で再建されている。


現在はカンティーナ・フェッラーリのルネッリ家所有である。

カンティーナ訪問とワインの試飲ののち、ヴィッラ・マルゴン訪問、ビストロ・ロカンダ・マルゴンでの昼食を含んだコースを提案、こちらも興味深い。 


予約、インフォーメーション:


カナンティーナ・フェッラーリ https://www.ferraritrento.com


*過去ログ https://33trentini.blogspot.com/2015/05/villa-margon.html 

*昨年のカンティーナ状況過去ログ https://33trentini.blogspot.com/2020/09/blog-post.html

2021年4月16日金曜日

シナノゴールド in Italia

「シナノゴールド」は長野県産のりんご種であるが県開発団体の協力のもと、南チロル(トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州ボルツァーノ県)農業生産者団体(VOGとVI.P)での試験栽培が始まり、2016年に商標に関するライセンス契約を締結、2019年にはいよいよ欧州から90カ国に販売が可能になったそうだ。

https://web.archive.org/web/20200202042555/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42111000W9A300C1L31000/



 

縁があり途中経過の取材とライセンス契約について少々関わったものの、みじかな市場(スーパーマーケット)で見かけることなく今日まで数年経過。ようやく先日初めて普通のスーパーで見つけたというわけで、感激!である。長野県原産「シナノゴールド」はイタリア北部でも居心地を見つけて元気に育っていたのね!


味はサクサク、フレッシュ、ジューシーで、他のどの種とも異なる。イタリアのりんご保存技術が優れていることは聞いていたが、収穫したばかりとも思える新鮮さが十分保たれている。しかも形の良い大きめの綺麗な黄色、イエロー(Yellow 黄色)とハロー(Hello) を合わせた「Yello」の名にぴったりではないか!


さて、ここトレンティーノ(トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州トレント県)はりんご栽培でも知られています。メリンダ(Melinda) 生産共同体日当たりの良いノン渓谷、ソーレ渓谷において栽培されるりんごを扱っている県最大りんごメーカーなのです。やはり地元優先という理由で、南チロル産は今まであまり見かけなかったのかしら。(何しろ県境壁は厚いのだ、地元住民しかわからない厚さだけど)


トレンティーノ・アルトアディジェ地方の代表的なお菓子「ストゥルーデル」は「レネッタ」(また通称、「カナダ」)が最適と言われていて、県内では初秋の一番初めの収穫、ちょっと若くて(いわばサクサクな感じ)固めな感じのりんご種を使うのがちょっと通。(県内の話)




でも今回はこのシナノゴールドで「ストゥルーデル」を作ってみました。

結果、その違いを説明するのは難しいけれど、「りんごのストゥルーデル」というより、日本の「アップルパイ」に近い味になったような、りんごが良く焼けた、という印象です。(ジューシーだったせい?)


トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州はその歴史上、ドイツ・オーストリア文化の影響を受けており、食生活もしかり。実はハンガリー旅行の際は”元祖ストゥルーデル”のレストランにも行きました。時と場所を経て、若干味や作り方の変更もあったのでしょうが、今ではトレンティーノ・アルトアディジェ州の地方菓子として根着いております。


ともかくこの近郊の「ストゥルーデル」は、どのりんご種でも好ましい美味しさ。美味く焼けるのは多少経験が必要ですが、どの家庭にあるりんごと小麦粉の生地で作れる、とても近しい、いつの時代も愛されてきたお菓子、と解釈、納得しています。


#shinanogold #mele #apple #strudeldimele #italia # italy #trento #trentino #trentinoaltoadige #bolzano #sudtirolo #europa

2020年10月5日月曜日

バッサーノ・デル・グラッパ #Bassano del Grappa

バッサーノ・デル・グラッパは食後酒「グラッパ 」で有名、トレンティーノからも流れるブレンタ川岸の自然のたたずまいの中に建つ町である。



16世紀にアンドレア・パラーディオにより設計され、その後洪水や戦争で何度も再建されている木造の橋「#ポンテ・ヴェッキオ(ポンテ・デリ・アルピーニ」は見所のひとつ。



小雨の降る中久しぶりの訪問。古典的な険しい山岳地方の景観を漂わせ、ちょっとタイムスリップした気分である。

トレントからスガナ渓谷経由車で約1時間半。

NB: ポンテ・ヴェッチオはただいま修復中。

2020年9月23日水曜日

カンティーナ・フェッラーリ

トレンティーノ【FERRARI フェッラーリ】2020年収穫レポート 醸造責任者マルチェッロ・ルネッリ氏 ワインライブラリーvol.10 #Fe...



スプマンテでおなじみ、#カンティーナ・フェッラーリの日本語字幕スーパー付き収穫レポート(日欧商事)共有させていただきます。

私事ながら、夫の実家の葡萄畑も先週末ブドウ摘を終えワイン醸造が始まりました。実家のブドウ畑は人手の理由から近年かなりその栽培も減り、今年は赤ブドウのみ、でも良く熟した美味しいワインができそう、と義父の見解です。

2020年4月13日月曜日

Castel Beseno. Le età della fortezza

カッリアーノの上に建つベゼーノ城。夜間にライトアップされると丘に浮かぶ船形に見える要塞城跡。#iorestoacasa


2019年10月14日月曜日

遅ればせながらの書留め #Festivolare2019

遅ればせながらの走り書き。
飛行機好きなもので、Festivolare (9月14日、15日)今年もまた行ってきました。

宣伝用?カメラマンも気合が入らなければイイ写真は撮れないという証明

パイロットは常にカッコイイ

優雅な、、、

ダブル飛行

空飛ぶサメを思い起こすユニークなデザインの機体で、アクロバット飛行もかなり愛嬌がある

恒例になっているイベントのひとつなのですが、いつも楽しませていただいてます。

今年は、アクロバット飛行の元チャンピオン(女性)のスーパーエキシビジョンに大注目しました。飛び立つや否やすざましいスピードの逆さ飛行で目の前を飛び去り、あちらこちらで360度正確に回転したり、上昇と下降も早すぎて、写真に収まらなかったのがかなり残念(泣、やはり一眼レフかと強く思った次第)。エキシビジョン後のインタビューではずいぶん穏やかなシニョーラに見え、飛行とのギャップがとても印象的でした。

要約編がYouTube で見られます。https://youtu.be/vFgmwQ3aOJM


2019年8月10日土曜日

ブレンタ川 #カヌー #Brenta #canoe

ブレンタ川はトレン ティーノ、カルドナッツォ湖、レヴィコ湖を水源としアドリア海、ポー川へ流れる、全長174キロの 河川。
かつてはヴァルスガナの重要な木材の水上運搬に利用されていた。




トレントから渓谷を経て、バッサーノ・デル・グラッパに行く途中のブレンタ川の西岸のヴァルスターニャに国際レベルのカヌー練習場があるのだ。ちらりと2020年の東京オリンピックのことを思い出してみたりする。




まだ肌寒い3月頃でも、しかも風も強い日にも訓練を惜しまない人々もちらほら。

夏のブレンタ川は、カヌーだけでなく、ラフティングも楽しめるから、さぞかしアクティブ、賑やかだろうと想像する。

イタリア北部では至るところで自然とスポーツがドッキングしているのに遭遇する。
「遊び」は「本気」になりやすいから、この国のアウトドア・スポーツが強いのは自然に恵まれているからかも、である。