2007年12月17日月曜日

Qualita` della vita

Il Sole 24 oreの『Qualita' della vita』(quality of life)統計調査で、イタリア103県のうち、北部はトレント、南部はアグリジェントが輝く第1位に評価されたそう。

その評価の内容は6項目、
-tenere di vita 6位
-affari e lavoro 2位
-Servizi ambiente e Salute 33位
-Ordine Pubblico 12位
-Popolazione 16位
-tempo libero 14位

の総合評価で第1位ということですが、このAffari e Lavoro 2位というのはダントツ。エコノミー・フェスティヴァル開催地でもあるトレント、商売、実業に関する質について評価が高い?

それで、これはさらにいくつか対象があって、
-Lo spirito d'iniziativa 44位
-Chi apre e chi si ritira 46位
-Alla ricerca di un posto 12位
-I giovani occupati 22位
-I prestiti alle imprese 1位
-I debiti non pagati 4位

と、この企業援助に関する評価が1位というのが点数上げているってことがわかります。なるほど。

トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州のその州都であるトレントとアルト・アディジェの県庁所在地ボルツァーノももちろん毎年この調査では暮しやすい都市の上位に上がっている。他州に比べて税金が安いとかなんとか、確かに有利な点は数々あるらしい。当然不利な点もあるらしく、地元の放送局ではよく討論してますね、そういえば。

生活している身としては、確かに治安は良く、自然が多く、環境を尊重する意識が比較的高い(例えば広告や建築規制が厳しいなど)、それにともかくトレンティーノ人の気質というべきか、真面目にことを運ぶから、イタリア特有とも知られる(?)ルーズさは見られず、公共機関も滞りなく動いている点で安心して住めるところ。

でも物価は他州より確かに高いという印象。仕事が探し易いかどうかは、イタリア人にとってどうかはともかく、最近ことに増えてきた外人の仕事はそれに限りがあることで、どうなんでしょう。

でも県民全体に、企業に対しても外人に対しても、もちろん地元のトレンティーノの人々に対しては当然の如く、平等に住みやすい街にしようと努力はしていると思う。外人の私にはそう写るが、県民の中にはやはり酷評も多い。そして、ちょっと他の州と違うのは(多分)、不満を言いっぱなしにせず、行動に移すタイプの人が多いのではないかと思う。だから日々改善を図って、住みやすい町と評価されているのだと思う。

但しこの『平等に』というのがとっても難しい。そのハードルの高さを決定するのが。

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