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2021年7月2日金曜日

覚書 Cantina Aperta - Cantina Endrizzi  カンティーナ・オープンデー 

5月末、長い間の外出規制から徐々に解放されて、アウトドアで過ごすのがとても好ましく、緑が美しい季節になってきた頃、カンティーナ(ワイン醸造所)を一般解放するイベントが再開されました。

昼食後、チェンブラ渓谷と北部の丘陵を少し歩き、遅い時間になりましたが、サン・ミケーレ・アッラディジェのカンティーナ・エンディリッツィ Cantina Endrizzi に立ち寄り、西陽に照らされた広いぶどう畑の中でワイン試飲。

Cantina Endrizzi はトレントの北部アディジェ側の東岸に位置し、1885年創立、現在5世代目の県内でもっとも伝統的なカンティーナのひとつでもあります。



トレンティーノとトスカーナにぶどう畑を持ち土地柄を生かしたワインを製造、国際的なレベルでも評価されています。近頃は”美味なハッピーアワー”を提案していることで(個人的にも)要注目です。

エンディリッツィ https://www.endrizzi.it/it/

日本訪問もしているそうです。

https://www.endrizzi.it/blog/2021/04/26/giappone-affinita-elettive/

2021年4月16日金曜日

シナノゴールド in Italia

「シナノゴールド」は長野県産のりんご種であるが県開発団体の協力のもと、南チロル(トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州ボルツァーノ県)農業生産者団体(VOGとVI.P)での試験栽培が始まり、2016年に商標に関するライセンス契約を締結、2019年にはいよいよ欧州から90カ国に販売が可能になったそうだ。

https://web.archive.org/web/20200202042555/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42111000W9A300C1L31000/



 

縁があり途中経過の取材とライセンス契約について少々関わったものの、みじかな市場(スーパーマーケット)で見かけることなく今日まで数年経過。ようやく先日初めて普通のスーパーで見つけたというわけで、感激!である。長野県原産「シナノゴールド」はイタリア北部でも居心地を見つけて元気に育っていたのね!


味はサクサク、フレッシュ、ジューシーで、他のどの種とも異なる。イタリアのりんご保存技術が優れていることは聞いていたが、収穫したばかりとも思える新鮮さが十分保たれている。しかも形の良い大きめの綺麗な黄色、イエロー(Yellow 黄色)とハロー(Hello) を合わせた「Yello」の名にぴったりではないか!


さて、ここトレンティーノ(トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州トレント県)はりんご栽培でも知られています。メリンダ(Melinda) 生産共同体日当たりの良いノン渓谷、ソーレ渓谷において栽培されるりんごを扱っている県最大りんごメーカーなのです。やはり地元優先という理由で、南チロル産は今まであまり見かけなかったのかしら。(何しろ県境壁は厚いのだ、地元住民しかわからない厚さだけど)


トレンティーノ・アルトアディジェ地方の代表的なお菓子「ストゥルーデル」は「レネッタ」(また通称、「カナダ」)が最適と言われていて、県内では初秋の一番初めの収穫、ちょっと若くて(いわばサクサクな感じ)固めな感じのりんご種を使うのがちょっと通。(県内の話)




でも今回はこのシナノゴールドで「ストゥルーデル」を作ってみました。

結果、その違いを説明するのは難しいけれど、「りんごのストゥルーデル」というより、日本の「アップルパイ」に近い味になったような、りんごが良く焼けた、という印象です。(ジューシーだったせい?)


トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州はその歴史上、ドイツ・オーストリア文化の影響を受けており、食生活もしかり。実はハンガリー旅行の際は”元祖ストゥルーデル”のレストランにも行きました。時と場所を経て、若干味や作り方の変更もあったのでしょうが、今ではトレンティーノ・アルトアディジェ州の地方菓子として根着いております。


ともかくこの近郊の「ストゥルーデル」は、どのりんご種でも好ましい美味しさ。美味く焼けるのは多少経験が必要ですが、どの家庭にあるりんごと小麦粉の生地で作れる、とても近しい、いつの時代も愛されてきたお菓子、と解釈、納得しています。


#shinanogold #mele #apple #strudeldimele #italia # italy #trento #trentino #trentinoaltoadige #bolzano #sudtirolo #europa

2018年4月27日金曜日

トレント映画祭 #trentofilmfestival

春の恒例行事のひとつ、トレント映画祭 (4月26日から5月6日まで)始まりました。本来映画祭は「山、自然」がテーマですが、近年は海外の一国を指定、映画やイベントを通じてディスティネーション国に関する文化を紹介しています。

今年は「日本」が焦点で、邦画上映と文化紹介イベントを提案。(当然のことながら、SUSHI 、KIMONO、 IKEBANAなんかもありますよ)

寿司はもうほとんど SUSHIとして知られている”日本食”皿。近年では相当知られるようになった言葉と食べ物である。イベントのひとつに「フランス人シェフによる創作スシ」というのもあるのだとか。

日本人DOCの私としてはやや複雑な気持ちなのだが、こちらの「寿司」はSUSHI と表現されてちょうどいい、でも味にはうるさいイタリア人向け「新作寿司」。だから、日本で食するものとは違うものと考えれば”イケ”るのではないか。

さて、個人的にイベントの中の一押し、観る価値、観せる価値があると思われるのは、今村昌平監督の楢山節考(1983年作)の上映。



トレントにおいては、日本に関する初の大イベントです。

2016年1月25日月曜日

1月編 カルドナッツォ湖 #Caldonazzo

幸いな好天気の週末。



日頃忙しい友人たちとやっと近場でランチ計画することになったのに、シーズンオフのトレント近郊で、1)美味しい 2)立地条件が良い 3)適当な金額(おまけに人数がまとまったから)この3条件で探すのが、ちょっとした難題に化した。レストラン(またはアグリツール)何しろありそうでない、休暇中なのだ。

居心地よい顔ぶれで過ごすランチ、というのが第一だったので、そういう意味ではすでに満足なのだが、基本的な条件は、それは一人でもカップルでも、大勢でもそう変わらないのである。

結局”近い”カルドナッツォ#Caldonazzo 湖岸に決定。なんと一軒だけオープン。
ガラス張りのテラスは陽がよく入り明るく、子供達が遊ぶスペースもあり、味も笑顔のサービスもなかなか好印象だった。

おかげさまで、閑散とした湖 岸散歩もたまには良いではないかと思えた次第。











2014年2月10日月曜日

囲碁トーナメント in Trento

第4回トレンティーノ『囲碁トーナメント』 が行われます。



とき :  2月15日 土曜

ところ :  バリチェントロ  Piazza Venezia  34- Trento 

申込み/問い合わせ : トレンティーノ囲碁クラブ http://trengo.altervista.org/

https://it-it.facebook.com/events/660159227376408/?ref=22

データ入力中の「トレンティン書房」に漫画『ひかるの碁』(イタリア語)があるのですが、どんなものなのか読み始めたら止まらなくなった、というわけで、先日あるだけは読了しました。
上手くなるには、当然練習や経験もあるでしょうが『勝つ』という強い志が必要らしい。何事にも値するちょっとした人生の教訓事ですよね。普段漫画にはおおよそ縁がない私も興味深く読ませてもらいました。

数年前まで、バリチェントロで行われている囲碁練習会にほぼ毎週顔を出していたにもかかわらず、ついに覚えきれず、はまりきらず、会から暫くご無沙汰してしまいました。囲碁愛好家のイタリア人男子たちによって継続されていること、参加者名簿に連ねる彼らの懐かしい顔ぶれ、ちょっと感慨深い思いです。


2014年1月21日火曜日

ジャンニ・カプローニ航空学博物館

悪天候続きの遠出もスキーもままならない週末は、やはり博物館巡りでしょう。

宮崎駿監督の『風立ちぬ』で登場のカプローニ技師(ジャンニ・カプローニ伯爵)はトレンティーノのアルコ出身。その名に由来する航空学博物館では、ただ今ダヌンツィオ生誕150年記念イベントの一環『航空家としてのガブリエレ・ダヌンツィオ展』が行われています。(3月30日まで)





ダヌンツィオがプロパガンダで搭乗した機材、ローマ発東京行き乗継航路図なども展示、イタリアにおいての科学技術と文化が交差する興味深い催しです。

また館内では操縦シミレーションや航空機組立モニターなども提案、大人だけでなく子供にもかなり楽しめそうなスペースが充実。まさにこの日は親子連れ(父親と男の子)が目立っていたのでした。

さて映画は、監督の引退話が先行してその評価はイタリアにおいても?になるところですが、古~い荒井由美の『ひこうき雲』を今頃になってイタリアの地で聴いたことで、少々ノスタルジックな気持ちになったことは確か、、、です。

Museo dell' Aeronautica Gianni Capironi
via Lidomo 3, Trento
tel : 0461 944888
http://www.museocaproni.it/



2013年2月21日木曜日

FIEMME 2013

FIS NORDIC WORLD SKI CHAMPIONSHIPS が始まりました。(2月20日から3月3日)

20日はトレントのドゥオモ広場にて華やかなオープニングセレモニーが行われました。
何と(幸運なことに)偶然チェントロに居合わせたのですが。



直前のべレンツァーニ通り。
暫く待っていると『JAPAN』も見えましたので。




思わぬところで日本の国旗を見るとやはり興奮、つい写真を撮らして頂きました。
頑張って下さいね、地元からも応援してま~す!


2011年7月24日日曜日

Ensamble Unterperger チャリティコンサート


トレンティーノ在住のオルガニスト吉田愛さんが参加する、東日本大震災被災地支援のためのチャリティーコンサートがあります。

日時:7月30日(土)21時から

場所:S.Tommaso di Daino 教会 (ファッサ渓谷)

出演:ペンタグラッマ音楽学校 "Ensamble Unterperger"

演目:ハイドン、ヴィヴァルディ、テレマン、サンマルティーニ

入場無料

募った義援金は岩手カルチャーネットワークに寄付されるそうです。

愛さんとご主人のオルガン連弾、トランペット、オーボエによるアンサンブル演奏会、なかなか興味深いセッションではありませんか?

イタリア各地で、被災地支援のためのチャリティーが行われているようです。
世界共通語『音楽』を通じての、被災地支援活動を積極的に行っているオルガン連弾コンビの愛さんとご主人アレックスを応援しています。

お近くに行かれる方、是非ともお立ち寄り下さい。



2011年5月30日月曜日

四方山話会チャリティーイベント無事終了

四方山話会主催・後援、東日本大震災支援チャリティーイベント、第一夜の5月14日(土)サン・ロレンツォ大修道院で行われた、『Organ Duo』 によるパイプオルガン連弾コンサートに引き続き、第二夜27日(金)、音楽と語りの夕べ”In Viaggio”-L'inchiostro nel Pozzo 協力、も お陰様で大好評で幕を閉じました。

思いがけず多くの方々が、日本を思ってくれている事がとても心に染みました。

こちらジャンピエロが作ってくれた第一夜のビデオクリップ。



皆の力で実現したチャリティです。
イタリアから、被災地の1日でも早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
また私たちは、故郷『日本』を信じて、遠いところからも応援しています。

2011年5月2日月曜日

四方山話会主催チャリティーイベント


東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまと、そのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

被災地の復興に少しでも役立ちたいと、トレンティーノ在住パイプオルガン奏者の吉田愛さんと、日本を応援するイタリア人アーティスト達のチャリティーコラボレーションを四方山話会がバックアップします。

5月14日(土) 18時より
愛さんとご主人の連弾コンビ 「Orugan Duo」コンサート
La Badia di San Lorenzo (トレント駅側)にて

5月27日(金) 21時より
「L'inchiosto nel pozzo」による芭蕉『奥の細道』着想の俳句パフォーマンス
Centro Teatroにて (住所 viale degli Olmi 24)
(Comune di Trento-Politiche Giovanili, Compagnie Teatrali Unite協力)

いずれも入場無料、集まった義援金はミラノ総領事館を通して日本赤十字に送金されます。

近くにお越しの皆さま、是非ともお立ち寄り下さいませ。

2010年6月8日火曜日

折り紙工房と囲碁練習会 エコノミーフェスティヴァル編

エコノミーフェスティヴァル開催中の折り紙工房と囲碁練習会は大好評。



囲碁グループがバリチェントロから出て、初めて出張練習会を行ないました。デモストレーションの間には興味を持った人々が少しずつ覗きにきてくれ、初心者には手ほどきを。





折り紙はいつも盛り上がります、大人も子供も。
手始めに『シュリケン』に挑戦。これがなかなか難しい、そうで。

協力していただいた皆さま、お疲れ様でした。
特に今回はノン渓谷メンバーが足を運んでくれ、囲碁会の学生達は少し早い電車に乗って実家から駆けつけてくれたのでした。
本当にありがとう!!

それぞれに楽しんでくれたことを願って。