2022年1月25日火曜日

コロナ共存トレント人

新型COVID19感染増加が懸念されるこの頃、イタリアは再三の行動制限の見直しがされている。

今や日常生活には携帯必需品のひとつとなった「グリーンパス」は、ワクチン接種済み、または指定の検査によるCOVID19陰性証明書を総称していて、至る場所でその提示が求められている。2月からはさらに「強化グリーンパス」(有効なワクチン摂取証明書)と区別され、文化施設、公共交通機関の乗車などはこちらの提示が必要である。つまりワクチン接種が済んでいないと支障がおよぶ場合・場所も出てくるのだ。

また在伊(外国人を含む)50歳以上はワクチン接種が義務化され、怠ったものは罰金も課せられるそうだ。予防対策の大きな一歩ではないかなと思っているが、義務化しなければならなくなるほど強い反対派が世間に混乱を起こしているのは事実である。

大学教・職員、芸術・音楽学院、高等学校の教・職員もワクチン接種が義務付けられ、教育関係機関は新年から一斉に通常授業に戻ることとなった。

また銀行、市庁舎、郵便局、軍事局への入場、中小売店への入場はグリーンパスの提示が必要。先駆けて1月20日からは理美容院、エスティックサロンもパスの提示が求められることとなった。(クライアントとかなり接近している職業なのだから、今までフリーだったの不思議なくらいだが。)

バール・レストラン等飲食店は着席はもちろん、着席せずに飲食する場合もグリーンパスの要提示のため、今まで以上に予防対策されているかどうかをコントロールされるというわけ。

それから市内中心地や密集地でのマスク着用義務は当然のことながら、つまりは自宅を出たら自宅に戻るまでの屋外ではマスク着用していたほうが懸命ということ。(ほぼ皆さん着けてるけど)ちなみに先の公共交通機関の乗車や文化施設の入場はサジカルマスクFFp2が指定されている。この条例が出たばかりは”マスク売切れ”が発生したが、現在はちゃんと流通している、しかも値下がりで。

思いつくところはこんなところだが、文化施設・イベントをはじめとした要予約制で、入場制限があることにより混雑しないのでかえってありがたい。

さて市内でのワクチン接種は郊外の大型仮設テント会場において、県内ではいくつかの特設会場で、休憩なしの時間帯で行われている。週末も予約なしでの接種が可能な会場が設置され、トレント県内は予防対策に最善を尽くしているという印象。

私は3回目接種の予約をインターネットで検索したが、やっととれたのが一月末、車で15分の隣市会場に行く予定だった。仕方がないと思いながらも、夫のトレントでの予約日に同行した際、予約なし受付けで申し込みができ、あまり長い行列を待つ事なく接種完了。

ワクチン接種会場で気がついたのが、簡素な仮設テント内外には思いがけず多くの若者が働いていることだった。確かに時間外(週末)に働ける人は限られていたせいだったのかもしれないが、会場には明らかに「若者」のほうが多く、ハキハキ元気な対応してもらえたのは、数々の心配がわずかでも減少(解消?)したと思える。それにしても皆さん本当にお疲れさまです。

今回はワクチン後の発熱の副反応があったが、解熱剤の服用で二日後にはすっかり完治した。その時の体調にもよるとも思うので、やはり日頃の健康留意は重要ではないかな。

コロナ共存3年目、ともかく私自身はブースターワクチン接種を終え、政府推奨予防対策を遂行、日常生活の自由(比較的?)を確保している状態である。とはいえ、まだまだ油断できませんね。

2022年1月10日月曜日

寒中お見舞い申し上げます #happynewyear #buonanno 

寒中お見舞い申し上げます。


新年いかがお過ごしでしょうか。

昨年は自宅隔離中のなか年始を迎えました。夫がようやく平熱に戻り、年明けのPCR検査結果で陰性になったのち、早速行った私の検査の結果はなんと陽性。従って私だけさらに二週間の隔離を要請され、結果的にほぼ一月家に篭っておりました。無症状でいたって元気でおりましたが。

その後ワクチン接種、首相令の行動範囲も緩和され、公私共々「通常」になりつつありました。おかげさまでクリスマスの昼食も家族親戚とともに食卓を囲み、大晦日も少ない友人たちと一年を振り返りながら、”だからといって昨年の出来事で無かったほうがよかった事は何もない”という見解が一致。確かに今までにない環境で過ごした一年であっても、さまざまな修正を行いながら、コロナ禍と共存、少なくとも年の終わりと始めに会った友人知人たちが元気で前向きということにも勇気付けられました。

まずは穏やかに新しい年が迎えられたことを感謝。そして一日一日を大切にしなければいけませんね。何しろおちおちしていると、見逃しや聞き逃し、やり逃しがあるのではないかと、時間のほうが先を超えてしまう、そういう日々の速さを感じております。