大きくうたった新しいシステムについての様々な疑問と不平を言っているうちに、ある朝気がつくと、今まで日に拘りなく出せ、滞りなく回収に来ていた地域毎の大型ゴミ箱が全て取り払われてしまったのです。
心配なのは一番大量に出ると思われる生ゴミと一般ゴミ(紙類・ガラス・プラスティック等以外の)で、慌てて説明書を読み直し、ほぼ毎日の様に、また捨てる種類を確認しながらの『分別』の見直し。
今までもちゃんと分別してはいたんですよ、でも。
新しいシステムは『ゴミは各家庭で管理する』ってこと。つまり種類別の週1度か2度の収集日までは家庭で(またはコンドミニアムで)管理、従ってこの大きな4種類の容器をどこかに置いておかねばならない、とりあえず我が家はベランダがあるので一応そこに置けるんだけれど、もしもっと小さなベランダだったらこの嵩どこへ置くの?とか余計な心配をしてしまう。
念のため付け加えて言っておくと、容器は生ゴミ用以外は同じ大きさ、重ねやすい。重ねたときでも捨てやすいように色違いで分別された蓋の手前だけ開口できるようにできている。また持ち手の方向によって蓋をブロックできる、、ということは、まあ、上手く設計されてるかも。
そして、生ゴミの量によって市に収める税金を決めるってことらしい。どの容器にも番号が記されているから、ゴミ収集係はチェックするんでしょうね。地域によっては鍵つき共同ゴミ箱制度もあるくらいだから、他人のゴミ箱だっておかまいなく入れてしまうって図々しい奴もいくらでもいるだろうし、もし登録に手違いが生じて莫大な請求書が届いた時、我が家のゴミの量をどうやって証明するの??
生ゴミ専用箱は二重で、シンクの下に置く容器は通気性の良さを考案した網式、その中敷きとして専用の紙袋を入れるんです。その紙袋はやや長めで上部が折込める式、なぜか?
取り出す時に破れやすいから?そこは切れ目があって親切なのに、底辺となる部分は上手に折らないと容器のサイズと合わない、のでやや不都合。
以前のものに比べてワンサイズ大きくなったおかげで、生ゴミを暫く溜めておくってこと?臭わないということらしが、不衛生じゃないかしら?
プラスティック、アルミ類などはもっと疑問で、専用のビニール袋で週中一度回収日に指定の場所に置くのだけれど、ほぼ一日道端に青いビニール袋が見苦しくずらーと並んでいるのは少しいただけない。
この新しい方法については、市とTrentino Serviziが徐々に各地域で説明会を開くなどして、市民に理解と協力を求めている。ただでさえ近頃『トレンティーノ以外の人々』が増えているここ、面倒くさいからと投げ出すようにならなければいいのですが。良い考案でも全住人が徹底しなきゃ良い結果は生まれないでしょう?!
いつもゴミを出す日に神経質になってる実家のことを思いだしたりして、、、出るゴミの量は包装過剰な日本に比べるとこちらのほうがまだ少ないかもしれませんが。
<インフォメーション>
www.comune.trento.it
www.trentinoservizi.it
0 件のコメント:
コメントを投稿