2021年5月10日月曜日

マルゴン散策 Villa Margon

 ようやく外出制限も緩んで来たのに遠出をするにはちょっと天気が怪しかった週末、トレントの南西ラヴィーナ地区の丘陵ヴィッラ・マルゴン散策道を歩いてみました。ボンドーネ山の麓、良く陽が当たる景勝地に16世紀建立の美しい館(ヴィッラ)があります。



<ヴィッラ・マルゴン Villa Margon >

1540年から50年にヴェネト地方出身のバッソ家により建立。家の崩壊後はフッジェル家、ロドロン家、ルピス家、サルバドーリ家など1970年まで貴族家に引き継れた。


貴族の夏季の保養地として利用されており、とりわけ美しい景観とおよそ135ヘクタールの広い森林公園の中に建つ。館はヴェネト派ルネッサンス様式の正確なアーチと調和のとれた正方形二階建て、外壁には町を描かれたとわかるフレスコ画が残っている。


内部は500年代におけるトレンティーノに関する一連のフレスコ画が描かれている。館の客として迎えるはずのカール5世皇帝のエピソード、新旧聖書のシーン、次の間の月時絵などは当時の生活の証としての貴重な資料でもある。貴重な調度品が保存されているのも見逃せない。


居館に隣接する胸壁塔は800年代に建て替えられた。マリアの出産に因んだ小礼拝堂はもともと500年代に建立されていたが、1867年にマセラ建築家によりネオ・ゴシック様式で再建されている。


現在はカンティーナ・フェッラーリのルネッリ家所有である。

カンティーナ訪問とワインの試飲ののち、ヴィッラ・マルゴン訪問、ビストロ・ロカンダ・マルゴンでの昼食を含んだコースを提案、こちらも興味深い。 


予約、インフォーメーション:


カナンティーナ・フェッラーリ https://www.ferraritrento.com


*過去ログ https://33trentini.blogspot.com/2015/05/villa-margon.html 

*昨年のカンティーナ状況過去ログ https://33trentini.blogspot.com/2020/09/blog-post.html

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