日本からの帰国早々友人の誕生会に招待されて、山小屋風のリゾートホテル内のレストランで頂いた、トレント地方料理のひとつ『カネーデルリ(Canederli)』なのだけれど、これがとてもお洒落で、伝統的地方料理も仕上げが変わるとこんなにも‘アヴァンギャルド’に変身すると感心した一品。
ちなみに、私がトレントに来て始めて覚えたカンツォーネはこの『カネーデルリの歌』で、友人や親戚の間で、日本人が歌うトレント方言の歌が結構喜ばれ、機会があるとリクエストされ、サービス精神過剰だった当時は得意げに何度も歌ってしまった。
『カネーデルリの歌』の内容は、簡単なレシピでこんな風に始まり、ところどころに地方独特の言葉がでてきてなんとも愛嬌がある。
Per fare i canederli col brodo e col ragu’
Se ciapa del prezzemolo e se lo taia su
Farina oio e zigole luganeghe col speck
Pan vecio senza migole en toc de formai sgneck
ecc.
これが伝統的な方法の作り方で、『カネーデルリ』は歌の通りにシンプルな食べ方をするのが本当は一般的で、家でも圧倒的にスープで食べることが多いのだけれど。
2 件のコメント:
随分『元祖カネーデルリ』とは
様子が違いますが、食べると「亜!カネーデルリだ」って感じなんですか?
しかし、すごい歌ですね。。
聞いた事ないと思うのですが、
もしかしたらメロディー聞いたら「あーあれかー」って分かるんでしょうかね?
創作カネーデルリなんだそうです。ここのホテルの息子達がいろいろ試しているらしい。前回も驚かされたけど、今回も前菜からデザートまで『ソルプレーザ』の連続でした。なんでまたこの山の中に、こんなお洒落な料理を出すシェフが隠れているのだろう、、って。
歌もスゴイでしょう!?覚えるの大変だったけど、おかげでレシピも覚えました。
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