2009年11月13日金曜日

店番犬 - via Mazzini

秋も深まり曇り空がちの近頃、ちょっと目を引きました、黄金犬



バロック時代の建物、Palazzo Larcher Fogazzaro (Mazzini通り)の一角にある貴金属店の番犬?です。

2009年11月10日火曜日

Castello del Buonconsiglioーブオンコンシリオ城

基礎部分は8世紀のもので、当時はマルコンセイと呼称された。現在では使われないが1300年頃からとされる小さな丘を意味する場所の名称で、後に好印象の意味合いの現在の名前に変更された。

複数の建物からなり異なる時代の建築様式がみられることから、現在の姿になるまでに何世紀にも渡り建て加えられたことがわかる。

もっとも古い部分はローマ時代のもので、12世紀のカステルヴェッキオと(15世紀に再建)アウグストの塔である。続いて13世紀後半から14世紀、当時の司教により大きく手直しが行われ、見事な国際ゴシック様式のフレスコ画『月歴図12カ月』の描かれたアクイラの塔をつなぎ、狭間胸壁とヴェネチア・ゴシック形式の長い回廊を建築した。

16世紀ベルナルド・クレシオ司教伯がトレント市の都市計画において修復を行い、城の南方にルネッサンス様式のパラッツォ・マーニョを建てさせ、ドッソ・ドッシとジローラモ・ロマニーノによるフレスコ画が描かれた司教伯の居城となる。



第一次世界大戦の間、裁判所の部屋(15世紀)はイッリデンタ併合主義者、チェーザレ・バッティスティ、ファビオ・フィリツィ、ダミアーノ・キエザの判決の舞台となる。
裁判により死刑宣告後、3名は開廊に設けられた独房に入れられる。その後城の東側の中庭で1916年5月19日ロベレートのダミアノ・キエザは銃殺が執行。バッティスティとフィルツィは翌年7月12日に絞首刑が執行される。


Via Bernardo Clesio, 5 - Trento
Tel +39 0461 233770
Fax +39 0461 239497

開館時間:
10 時から18時(5月30日-11月8日)それ以外9時30分から17時

閉館日:
祭日以外の月曜、1月1日、12月25日

入場料:
一般 €7、割引 €4、アクイラの塔別途 € 1(要予約)、ガイド料別途 € 2(指定時間)

http://new.buonconsiglio.it/

2009年10月27日火曜日

Monumento momentaneo

10月9日から来年1月30日まで駅前広場のダンテ像が8メートルまで積み上げられた砂袋に囲まれ、保護される(?)そうです



Galleria Civica di Trento が提案する現代アートだそうですが、、、
確かに現代 'Art'と主張すれば、その時点でアートになる可能性は十分あるけれど。個人的に、
1)修復し始めて、途中で仕事を投げ出した
2)金銭的に問題があって中断中
3)もっと積み上げる予定が、現代アートに対する世論の反対意見が多すぎて中断した、などと勘ぐってしまいました。

しかし、現代アートと誰かが高く評価して、県予算を注ぎ込むのはどうかと思う『アート』。こうなると『現代アート』とは美を表現するものに限らない、表現の自由を主張したものだね、と解釈したくなります。

地元ニュースでも大きく報道され Youtube に流れたもの。



イタリア語の父ダンテを保護することはイタリア語を保護するという意味合いを持つんだそうです。『保護』というより『閉じ込めた』感はする。人目を引くという点では成功してますが。

2009年10月26日月曜日

Festa della Castagna - Castione 編

Castioneの栗祭りは共同組合と観光局とが協力的。



栗1キロ6ユーロ、持ち帰りに便利なトレンティーノロゴマークのお土産用箱入り。
5キロで30ユーロ、というのが今年のお値段です。

2009年10月6日火曜日

地上デジタルテレビ放送

トレンティーノ全ての地域で徐々にアナログ放送が停止され、地上デジタルテレビ放送が開始されます。

15日ジュディカーリエ渓谷に始まり、約2週間後の27日にはトレント市内、アディジェ渓谷、ラギ渓谷、チェンブラ、フィエンメ、アルタ・ヴァルスガナ、ノン渓谷の全9地域が変わります。

rai2とrete4の2局は既に2月からデジタル放送が始まっているので、不都合を感じてもう準備している家庭もかなりあるはずですが。

トレンティーノでは75歳以上になる県民(2009年12月31日まで)に対して受信機を50ユーロで配付。でもこれは昨年までちゃんと受信料を支払いしていることが原則ですって。(払わない県民も多い?って)

それ以外の若者?は、新しいTVに買い換えるか、少し金額の張る専用受信機を購入するか、またはこの際テレビを見ないか、の選択をしなければなりません、、、よ。

2009年9月30日水曜日

Casa D'Arte Futurista Depero



フトゥリスタ・デペーロの家

Via Portici 38, Rovereto Trento
Tel. 0464 431813 Infoline 800-397760


開館日:火曜から日曜 10時―18時 
休館:月曜
入場料:一般大人6ユーロ、Mart共通券 12ユーロ、MartRobereto , Palazzo delle albere, Casa d’arte Futurista Depero 3館共通券 15ユーロ



同じポルティチ通り、キルト工房がありデペーロのデザインをキルト再現してます。



ついでに、
 
10月3日(土)はAmaci(Associazione dei Musei d’Arte Contemporanea d’Italia)主催、第5回 Giornata del Contemporaneo, いわば “現代アートの日”

Mart ではJpeggyプロジェクトの紹介、“イタリアのモダンアート、サンロレンツォ工房” 展、ステーファノ・カゴール作“9月11日”上映などを企画、ニューヨークMOMAの写真展と常設展は入場無料、9月19日から始まった“ヴィンタートゥール・コレクション展 ”が割引(7ユーロ)(デぺーロの家とアルベレ宮は通常タリフどおり)になるという嬉しい一日。

2009年9月17日木曜日

自動販売機登場



トレントには24時間営業のコンビニエンスストアなどありませんが、近頃スーパーcoop.(Piazza Lodron)の入り口に自動販売機がお目見え。

24時間セルフサービスという販売機はやはり便利でしょう。
夜19時以降や休日、ここで用が足せるものもあるし、買い物ひとつで長い列のレジに並ぶ時間が省けることも利点かな。

そういえば、あるパン製造業者も自動販売機を設置するチラシを配布中でした。きっとこちらも重宝でしょう。

休日にどうしても必要なものって限られてくるので、全部『コンビ二』にしなくてもこの程度で生活できる、ってことですが、かなりの種類のものが『自販』でまかなえそうです。

Autunno Trentino

ラルゴ・カルドゥッチ



恒例秋祭りの旗が翻っています

2009年9月11日金曜日

9月のトレント

こちら、市庁舎の中庭に建つネプチューンの彫像



"Autunno Trentino ”

今年は9月18日(金)~20日(日)と25日(金)~27日(日)に行われます。


http://www.autunnotrentino.com/


私が最も気になるのは、Enoteca Grado 12 とCasa del Caffe`の共催ワインスタンド。

家に帰るにはまだ早い、という気分についなる週末、
チェントロ・ストーリコをちょっと散策
それからチェーザレ・バッティスティ広場に立ち寄ると
ばったり知り合いに出会っておしゃべりに興ずる
甘~いお菓子(または塩味のスナック?)をつまんで、
食前にちょっとワインを飲もうかな
とかなるんですね。

6日間の期間中は19時から(日曜は昼も) "トレンティーノの秋" のメニューを日替わりで著名なレストランシェフが提案。
恒例の特産品の販売スタンドもでるので、美味しさを一度に味わえる機会です。

2009年8月28日金曜日

ジェノヴァ渓谷

アダメロ・ブレンタ自然公園にあるジェノヴァ渓谷の散策は、

歩きで CarisoloからMarga Bedole まで全長17キロ、『滝の遊歩道』を。
またシャトルバス『ジェノヴァ渓谷エキスプレス』は マドンナ・ディ・カンピリオとストレンボからMarga Bedole まで 5ユーロ(PARC Card付)
駐車場は Centro Servizi/Digaまで乗用車7人乗り3ユーロ(白線)8ユーロ(黄線)。赤線内Ponte Maria-Piana di Bedole駐車場が9時45分まで、18時以降は無料

またマウンテンバイクのレンタルも出来ます。
6月13日から9月12日までの毎土曜と8月毎日曜はガイド付きの山岳トレッキング(5ユーロ、PARC Card付)を募っています。

ナルディスの滝からまで森の散策道を約50分ほど



時々架かる木の橋を渡って



サルカ川を上流



花崗岩から形成される崖山も望み



まもなく



ラレスの滝に到着。
ラレス(Lares) とは ラリチェ(Lariceーカラマツ)のことだそう



散策道は初心者、観光客でも十分歩けます。
森林浴と水流を楽しみたい方は時間に余裕を持ってのんびり進みましょう!

曇り空のこの日、こちらドロミティ・ブレンタ。
地質の違いは色、ドロミティは石灰岩の白い岩の塊です。


www.pnab.it

2009年8月25日火曜日

ノン渓谷



新しくトンネルとバイパス線が開通したおかげで、ノン渓谷までのアクセスがトレント市内からもヴァルスガナからもぐっと早くて便利になりました。



この谷の良く日が当たる開けた高原地帯は一面りんご果樹園です。
ヨーロッパに流通するりんごは約50パーセントがイタリア、トレンティーノ・アルトアディジェ、ヴァレ・ダオスタ、ヴェネト、エミリア・ロマーニャなどの栽培産で、そのうちの20パーセントはノン渓谷産なんだそうです。

地元の約5000の小規模の果樹栽培業者がメリンダ共同組合に加入。9月からロイヤル・ガラの収穫が始まり続いて3種類のDOP―Renetta Canada、Red Delicious, Golden Delicious、冬が始まるころがフジの収穫になります。



こちらは早めに収穫する『ロイヤル・ガラ』。甘酸っぱいフレッシュな味で日本のりんごの味に近いかな。

2009年8月2日日曜日

鉄道ヴァルスガナ線



トレントとヴェネツィア間を結ぶ鉄道ヴァルスガナ線。
湖のほとりや渓谷の自然の景色を堪能できる各駅電車が走っています。

注目は電車の自転車のマーク、自転車輸送ができるそうで、トレンティーノに網羅しているサイクリングロードにもアクセスできます。

鉄道時刻は
www.trenitalia.com/trenitalia.html

サイクリングロードは
www.piste-ciclabili.com/itinerari/83-itinerario-della-valsugana


ヴァルスガナ線はトレントからのヴェネツィアやバッサーノ・デル・グラッパ方面日帰り観光に便利です。

2009年7月24日金曜日

ネプチューンの噴水




ピアッツァ・ドゥオモの噴水に立つネプチューン像

噴水は1767年のFrancesco Antonio Giongo(1720-1776、ラヴァローネ生)のプロジェクト。
彫像はレプリカでオリジナルは市庁舎の中庭にあります。

2009年7月18日土曜日

Viaggio nella luna-月世界旅行

とき:7月20日 21時より

ところ:Viote di Monte Bondone-ヴィオッテ(モンドーネ山)

シネマ上映:Viaggio nella luna-月世界旅行 (1902年 ジョルジュ・メリエス監督)


1969年初月着陸40年を記念して、1902年のメリエス監督のサイレント映画『Viaggio nella luna』にエレクトリックギター(ダニエレ・フィロジ)とドラム(エンリコ・オルファノ)が色を添える。

トレント自然科学博物館主催、『Terrazza delle Stelle』プロジェクト

2009年7月7日火曜日

DOC-Denominazione di Origine Cinematografica

『ワインと映画』新しいワインの楽しみ方を提案。
ワイン醸造をより理解してもらうためにワイナリーを解放、試飲の後野外での映画も楽しめるという夏期ならではのイヴェント。まだ間に合うこれからのプログラムを紹介しておきます。


7月9日(木)

HAPPY GO LUCKY-LA FELICITA` PORTA FORTUNA (’08年英、118分)

VITICOLTORI IN AVIO - Via Dante, 14 Avio 

7月16日(木)

BE KIND, REWIND ('07年米)

MASO MARTIS - Via dell'Albero, 52 Martignano Trento

7月23日(木)

ELDORADO ROAD ('08 ベルギー、85分) 

AZIENDA AGRICOLA DE TARCZAL - Via G.B. Miori, 4 Marano d'Isera

7月30日(木)

TI AMERO` SEMPRE ('07 仏、115分)

CANTINE FERRARI F.LLI LUNELLI - Via Ponte di Ravina, 15

8月6日(木)

VUOTI A RENDERE ('07 チェコ、100分)

NAVICELLO IST. AGRARIO SAN MICHELE - Via Navicello, Borgo Sacco

8月20日(木)

PRANZO DI FERRAGOSTO ('08 伊、75分)

STORIE DI TERRA E DI REZDORE ('07 伊、42分)

CASTEL PERGINE - Via al Castello, 10 Pergine Valsugana


8月27日(木)

ONCE ('06 アイルランド、91分)

CASTEL PIETRA - Loc. Castelpietra, laterale SS 12 del Brennero Calliano



* 約100人まで収容可、野外での映画上映。雨天の場合もワイナリーはオープン
* 入場料、10ユーロ(ワイナリー入場、試飲、映画上映を含む)

詳細は

STRADA DEL VINO E DEI SAPORI TRENTO E VALSUGANA:blog enotourtrento.it
または
STARADA DEL VINO E DEI SAPORI DELLA VALLAGARINA: www.stradedelvinodeltrentino.it/vallagarina

2009年6月30日火曜日

オルガンコンサート in Trentino

お近くへお越しの皆さま

吉田愛さんのコンサート情報、トレンティーノ編です



アブルッツォ地震チャリティーコンサート
7月4日(土) 21時から
ダイアーノ(フィエンメ渓谷・トレンティーノ州)
「オルガンとチェンバロによる連弾」
www.trentino.to/it/guide/85202sy,it,SCH1/objectId,RGN3350it/home.html


7月11日(土)
ボロニャーノ(アルコ・トレンティーノ州)
「オルガン連弾コンサート」
http://www.vitatrentina.it/media/imported_images/una_chiesa_storica/bolognano_di_arco-_veduta_aerea_della_chiesa-_foto_d.pivetti


愛さんのとっても楽しいブログ『オルガニスト愛のイタリア山小屋生活』にも情報掲載してますヨ

2009年6月9日火曜日

アディジェ川とトレント



狭い渓谷間の裾を流れるアディジェ側に沿って南北に発展している町トレント。ビンデジから望む中心地、北部方面。



こちらは南部方面。マッタレッロのジャンニ・カプローニ航空学博物館が見える。

アディジェ川は全長約410キロ、イタリアではポー川に次ぐ2番目に長い川です。源はアルトアディジェのヴェノスタ渓谷、トレント、ヴェローナからキオッジャの町を流れアドリア海へ流れています。

今年のフェステ・ヴィジリアーネは6月18日から26日まで
期間中のイヴェントプログラム、詳細は
www.festevigiliane.it

2009年5月29日金曜日

festival ECONOMIA trento

第四回トレント・エコノミーフェスティヴァル、5月29日から6月1日まで
さまざまなプログラムはこちら

http://2009.festivaleconomia.eu/


経済に興味があってもなくても覗いてみて面白そうなものも幾つかあります。

<コンフェレンス>トレント大学経済学会議室
6月1日(月)16時30分
『日本経済恐慌は我々に何を示したか』(アニール・カシャップ中継参加)


5月30日(土) 14時30分
Rudolf Steiner School :
父母のための一般公開授業

5月30日(土)~6月1日(月)10時-22時
味覚工房;
トレンティーノスローフード協力

5月30日(土)~6月1日(月)10時-22時
ビチグリル
無料レンタルサイクル

5月31日(日)10時ー16時
La biciclettata del Festival;
サイクリング訪問 "Cantine Aperte"


5月30日(土)10時~12時
Al Caffe` delle Lingue;
トレント大学Welcame Office、Il Gioco degli Specchi協賛
"言語と文化を知る広場"

<Via Manci>
5月31日(日)8時30分ー10時30分
アーバントレッキング Povo Villazzano







 

2009年5月25日月曜日

Strauben



『ストラウベン』お祭りに欠かせない揚げ菓子。

語源の『straub』はくねくねした、カールしたという意味。
小麦粉、牛乳、砂糖、イースト菌、卵、バターが原料。棒状に練った生地をクネクネまるーく揚げて、粉砂糖をかけ、赤ベリージャムをのせて食べる。

この地方のどこのお祭りでもどこかで揚げていて、砂糖の甘ーい匂いで食(菓子?)欲そそられるんです。

隣村の'春祭り'で。

2009年5月21日木曜日

デモンストレーション



私だったら、、

大声を張り上げて中心地を練り歩くのを反対しますけどね。

2009年5月18日月曜日

ワインとお菓子

トレンティーノワイン展示会の覚書
<ガルダ湖からノーチェ谷へ>ワイン街道舌つづみ、食後酒とお菓子編。



VINO SANTO-ヴィーノ・サント、Valle dei laghi産の甘口ワイン。(右)
葡萄はもちろんオリーブ栽培にも適している温暖な地中海型気候、狭い渓谷間をガルダ湖からの通しの良い風が吹く、いくつかの湖が点在、ヴィーノ・サントを特徴つけるかかせない条件だそうだ。

土着種のノジオラを藁のうえで乾燥させ干しブドウの糖度が高まったところで果汁をしぼり発酵、密封した樽で6年から7年熟成する。透明な琥珀色をした甘口の食後酒。

GRAPPA-グラッパは葡萄の搾りかすを発酵させたアルコールを蒸留してつくる食後酒。(中央透明)

そして同伴するお菓子は『フレゴロッティ』と『チョコレートと梨のタルト』。二種類のお菓子を二種類の食後酒と飲み比べてみるって提案です。



フレゴロッティとはトレンティーノ方言で正式にはスブリソローナ。砕いたアーモンドと小麦粉、バター、砂糖、卵を急いでまぜて、粉々の生地をオーブンで焼くトレンティーノのお菓子なんだそう。

アーモンドのパサパサ感を甘口のヴィーノ・サントが口の中でしっとりしっくり、正当的ヴィーノ・サントの飲み方。そして、グラッパとチョコレートのタルトは双方の強い風味が上手く調和。

最後に協賛Pisoni蒸留酒製造所の'お父様'考案のチョコレートグラッパを試飲(左)。これはジェラートなどにちょっとかけて頂くというのがお薦めだそうです。

2009年5月13日水曜日

Mostra VINI DEL TRENTINO


第73回トレンティーノワイン展示会
《Teatro Sociale》
5月15日(金)18時から22時
5月16日(土)17日(日)17時から22時
5月18日(月)業者限定
《Palazzo Roccabruna》
5月15日(金)18時から22時
5月16日(土)17日(日)10時から22時
5月18日(月)15時から20時

中心地の歴史的建物テアトロ・ソッチャーレとパラッツォ・ロッカブルーナの2か所を拠点に『トレンティーノワインとグラッパ』を紹介、葡萄酒製造を知って味わう4日間。

テアトロ・ソッチャーレでは60社の地元ワイナリーがこれから発売になる自家製ワインを紹介、試飲を提供。小会議場で食とトレンティーノDOC、イタリアソムリエ連盟トレンティーノ支部、スローフード食工房、ワインテスター協会をはじめとする協賛団体の特別セミナーやソムリエ付きの試飲会を企画(要予約)。

エノテカ・トレンティーノことパラッツォ・ロッカブルーナにはテアトロ・ソッチャーレで試飲できるすべてのワインラベルが展示。また同種類の葡萄から製造されるワインやグラッパの生産者による味の違いを比べる試飲を提供する。

入場料12ユーロ

なお、18日は業者限定で、ベストソムリエを選ぶコンクール開催。
ワイン展示会開催中チェントロ20か所以上でアペリティフ“トレンティーノDOC” を提案するそうです。

毎年恒例にお目見えする『旗』もチェントロに定着しつつあります。

2009年5月8日金曜日

Trento Card-トレントカード

トレントとモンテ・ボンドーネ散策にお得で便利。

TRENTO CARD 

24時間用 10ユーロ
48時間用 15ユーロ


《カードで入場できるもの》
* 博物館の入場:ブオンコンシリオ城、トレントMART近現代美術館、G・カプローニ航空学博物館、司教区博物館、銅器博物館、トレント自然科学博物館、SAT博物館、アルプス歩兵軍歴史博物館、SASS、ボンドーネ山高山植物園
* ガイド付きワイナリー訪問と試飲(催行日)
* 市内バス
* トレントーサルダーニャ間ロープウエイ
* レンタルサイクル
* ガイド付き中心地散策ツアー

そのほかに、協定の駐車場、タクシー、商店、レストラン、プール、スポーツジム、ビューティーセンター、スケート場、スキー場、スキー学校、パラグライダー、レンタルスポーツ用品では10パーセント割引の特典も。

また48時間用はさらに、
* ロベレートMART
* べセノ城
* サン・ミケーレ。アッルアディジェ・トレンティーノ民族資料館
* イタリア戦争史博物館
もカードで入場可。

事前によく計画を練って目的の場所へ出かけてみましょう。

http://www.apt.tn.it/Home.htm

2009年4月24日金曜日

ワインと本について語る


Critical Book & Wine

日時:4月30日から5月3日
場所:Centro Sociale Bruno-via Dogana 1, Trento
トレント・マレ駅隣接の(ブルーノ熊がいまにも襲いそうな建物!)

約40社の出版社による書籍の展示と、購入すると20%の割引の特典、また10社以上のイタリア各地からのワイン製造業提供のワインの試飲ができるそう。

期間中作家自身の著書紹介、ワイン製造者によるプレゼンテーション、食をテーマにした映画上映、ジャズコンサートなどなどが予定されています。
五感と知性を刺激するちょっと面白そうな企画ではありませんか、、?

http://www.criticalbookandwine.org/

2009年4月21日火曜日

SETTIMANA DELLA CULTURAー文化週間

SAN MICHIELE ALL'ADIGE のトレンティーノ民族資料館へ。
文化週間の18日から26日の毎日14時30分から、18、19日、25日、26日は10時と14時30分の2回、ガイド付きで館内を案内。



葡萄酒醸造に関する資料室はもっとも興味深いところ。


サンミケーレにはイタリア唯一の農業研究専門学校があり、トレンティーノ農業を代表する葡萄酒製造研究の高度な技術は知ってのとおり。

ひょうたん型かぼちゃのワイン瓶。



ワイン瓶はこうやって乾燥していた!



製糸業部門




こちら、トレンティーノで盛んな製蜜業部門。クマを脅かすための案山子。



今年のスローガンは“文化は全ての人々に。君も参加しよう”で、文化・芸術をもっと身近に触れ、教養を高めようということらしいです。
多くの美術・博物・考古学館、図書館などが無料または割り引きで入場でき、特別講座やコンサートなども催されているので、この機会に是非。

http://www.beniculturali.it

2009年2月23日月曜日

世界で一番大きな鵞鳥!?



重さ70キンタル、高さ7、6メートル、2000本の竹棒で30人のトレント人によって10日間かけて仕上げられ、ヴィジリア祭のいかだのパリオのシンボルとしてアディジェ川に登場した、らしい。

朝の乗り継ぎバスの車中から、ダンテ広場の雪景色の中に忽然とたたずんでいるのを、初めて気がついた時にはちょっとビックリ、、、。雪も解けたので近寄ってみたら『世界で一番大きな鵞鳥』とありました。

確かにパリオのシンボルと言われれば納得。

2009年2月16日月曜日

市内バス乗車

多分イタリアのどの地域もシステムはそう変わらないと思うが、中距離以外の市内バス乗車の際は必ず乗車券を事前購入することが必要。運転手は、切符を販売していない。そして、シングル、その他の乗車券はもちろん、定期券としてのsmart card 保持者も乗車後直ちにオブリテラトリチェを通して消印することが義務つけられている。

だからといって、降車の際に誰かに提示する必 要もなく、検札に回っている車掌もいません。個人に責任を負われているってことである。

ところが時々抜き打ちで、途中の停留所で険しい顔つきの5、6人の検札員が乗車、定期券や乗車券の確認をするために乗り込んでくる。すると時々居るんですね、ここトレンティーノでも(!)無賃乗車、定期券を忘れた人など。そういう場合は次の停留所で係員と共に降車、お小言を頂き罰金の支払い手続きをするらしい。

スマートカード保持者も定期券を持っているというだけでなく、乗車時刻と場所をチップに記録させるシステムらしく、ちゃんと消印しているかどうかも、彼等の持っている機械で確認できるらしい。時々、注意されている学生などもいる。
通勤時間帯はちょっと迷惑で、ただでさえ朝は遅れ気味なため乗り継ぎ時間が気になるのに、検札が終るまでバスのドアが開かない、或いは発車しないという場合もある。

ちなみに、無賃乗車についての罰金は最低30ユーロから105ユーロ、プラス諸経費(支払い遅滞などにおける)、直ちにバス降車を命じられる。その場で15ユーロの罰金を支払うことも可能。

定期券を忘れた場合は確認手数料として3、33ユーロから10ユーロ。プラス支払い遅滞の場合はその追加料金を支払わなければならない。確認後、定期券が確認されなかった場合は最低30ユーロから105ユーロプラス諸経費の罰金が課せられる。

タバッキや停留所近くのパン屋などのバス乗車券販売窓口でも、昼食時間に閉まってしまうことも多いので乗車前にくれぐれも乗車券所持の確認を。ちなみに、トレント鉄道駅の構内に販売所もあるが、近頃は駅前停留所に自動販売機が設置され旅行者でも迷わず購入できるようになっている。

市内、県内中距離バス、その他特別割引切符、カード、トレント・マレ・マリレヴァ鉄道についての時刻表、タリフなど詳細はTrentino Trasporti へ
http://www.ttesercizio.it/Default.aspx

検札に来る人々は厳しい顔つきですが、運転手を始めインフォメーション窓口の方々は割合親切です、あしからず。

2009年1月28日水曜日

ごみ分別回収

先月中頃から各家庭にゴミ専用容器と袋の配布が始まり、その時留守だった我が家は今年になってから窓口になっている大型ゴミ回収センターに夫とともにやっと引き取りに行ったばかり。というのも、この嵩だから一人では行けません。

大きくうたった新しいシステムについての様々な疑問と不平を言っているうちに、ある朝気がつくと、今まで日に拘りなく出せ、滞りなく回収に来ていた地域毎の大型ゴミ箱が全て取り払われてしまったのです。

心配なのは一番大量に出ると思われる生ゴミと一般ゴミ(紙類・ガラス・プラスティック等以外の)で、慌てて説明書を読み直し、ほぼ毎日の様に、また捨てる種類を確認しながらの『分別』の見直し。

今までもちゃんと分別してはいたんですよ、でも。

新しいシステムは『ゴミは各家庭で管理する』ってこと。つまり種類別の週1度か2度の収集日までは家庭で(またはコンドミニアムで)管理、従ってこの大きな4種類の容器をどこかに置いておかねばならない、とりあえず我が家はベランダがあるので一応そこに置けるんだけれど、もしもっと小さなベランダだったらこの嵩どこへ置くの?とか余計な心配をしてしまう。

念のため付け加えて言っておくと、容器は生ゴミ用以外は同じ大きさ、重ねやすい。重ねたときでも捨てやすいように色違いで分別された蓋の手前だけ開口できるようにできている。また持ち手の方向によって蓋をブロックできる、、ということは、まあ、上手く設計されてるかも。

そして、生ゴミの量によって市に収める税金を決めるってことらしい。どの容器にも番号が記されているから、ゴミ収集係はチェックするんでしょうね。地域によっては鍵つき共同ゴミ箱制度もあるくらいだから、他人のゴミ箱だっておかまいなく入れてしまうって図々しい奴もいくらでもいるだろうし、もし登録に手違いが生じて莫大な請求書が届いた時、我が家のゴミの量をどうやって証明するの??

生ゴミ専用箱は二重で、シンクの下に置く容器は通気性の良さを考案した網式、その中敷きとして専用の紙袋を入れるんです。その紙袋はやや長めで上部が折込める式、なぜか?
取り出す時に破れやすいから?そこは切れ目があって親切なのに、底辺となる部分は上手に折らないと容器のサイズと合わない、のでやや不都合。

以前のものに比べてワンサイズ大きくなったおかげで、生ゴミを暫く溜めておくってこと?臭わないということらしが、不衛生じゃないかしら?

プラスティック、アルミ類などはもっと疑問で、専用のビニール袋で週中一度回収日に指定の場所に置くのだけれど、ほぼ一日道端に青いビニール袋が見苦しくずらーと並んでいるのは少しいただけない。

この新しい方法については、市とTrentino Serviziが徐々に各地域で説明会を開くなどして、市民に理解と協力を求めている。ただでさえ近頃『トレンティーノ以外の人々』が増えているここ、面倒くさいからと投げ出すようにならなければいいのですが。良い考案でも全住人が徹底しなきゃ良い結果は生まれないでしょう?!

いつもゴミを出す日に神経質になってる実家のことを思いだしたりして、、、出るゴミの量は包装過剰な日本に比べるとこちらのほうがまだ少ないかもしれませんが。


<インフォメーション>
www.comune.trento.it
www.trentinoservizi.it

2008年11月25日火曜日

Mercatino di Natale - Trento

恒例になりました、クリスマス小市場。もう始まっています。

11月22日から12月24日まで ピアッツァ・フィエラにて

日曜から木曜日:10時~19時30分
金・土曜日:10時~20時30分
12月24日:10時~17時


Piazzale Ex Zuffo(高速出口)Piazzale Monte Baldo(環状道路南方面)の駐車場から送迎バスが運行。

ちょっと冷え込む仕事帰りの夕方にヴィン・ブルレを飲みに立寄るって手もあります。

2008年11月18日火曜日

トレンティーノ・バレーボール


トレンティーノ、バレーボールはセリアA。

遠くからだとその身長の高さ、よくわからないけれど、チームで一番背の高いブラジル人選手は212cm、リベロというポジションの185cmの選手がやけに小さく見えました。休憩時間に床ふきをする若者グループなんて、それは子供のよう。

なにしろ強いから、ファンも熱狂的で応援はもちろん野次もスゴイ。コート観戦一度は体験してみても良いかも。(大声を出すチャンスです!)

試合スケジュールはこちらで、http://www.trentinovolley.it/home/home.php

2008年10月19日日曜日

栗林 


栗の季節。この週末はトレンティーノあちらこちらの山村で栗祭りがあったようです。
今年はブレントニコ高原の栗林で有名な Castione di Brentonico へ。

お祭りの特別企画で栗林をガイド付きで案内してくれました。今年出荷するための栗拾いは終了したので落ちているものは持って帰っていいですよ、と言われて子供も大人も結構一所懸命探してましたが、ホントに辺り一面に栗の殻が落ちている林。たくさんの落ち葉はこの地域では家畜用の寝床の干草として使われるそう、確かにクッションになりそうな位な嵩。

生栗を冷凍する方法を教えてくれたので、では早速買って帰ろう、と思ったころは既に村中の販売所は売りきれ。そういえば山あいの小さな村落なのに、随分下のほうに駐車し坂道を徒歩で向かう人々、周辺の臨時駐車場も満杯、貸し切りバスも止まっていたくらいの賑わい、だった。なくなるはずだった、、。

ここの栗林は全て個人所有で、栗の実がなる秋だけでなく、林の清掃から始まり栗を落し、拾う作業、販売するために3種類の選り分けた後洗浄、などなど Castione 村一丸となって手間をかけ携っている栽培だそうだ。

2008年9月23日火曜日

Finferle- フィンフェルレ

Cantharellus Lutescens というんだそうですが。

フィンフェルリ(finferlo/i)は全体が薄い黄色、こちらフィンフェルレ(finferla/e)のほうは傘が茶色で足の部分が蛍光色のようなオレンジ色に近い明るい黄色をしている。ひとつ見つけると、森の地面の影で光を放っているようにごそごそ小さなのが周りに生息しているのが見つかりちょっと嬉しくなる。

夏の終りから市場にもお目見え。
最初にオリーブオイルでニンニクをさっと炒め、フィンフェルレ、パセリを加えて野菜スープで煮込む『ウミド』がポレンタと一緒に食べる代表的なトレンティーノ料理のひとつ。

2008年9月16日火曜日

Teroldego Rotaliano D.O.C. テロルデゴ・ロータリアーノDOC



テロルデゴ・ロータリアーノD.O.C.は、ロータリー平野の気候と環境に適した地元産のぶどう種から醸造されるワインで、歴史のあるトレンティーノ産ワインのなかでも1等酒として知られ、その品質はワイン醸造研究の重要な役割を果たしている。

特徴としては、暗赤色、深く豊かな色合い、光沢がある暗赤。熟した果物、野生ベリー、ラズベリー、ブルーベリーなど多種多様な香りを放つ。また特に熟成ワインでは土の香り、黒トリィフや皮などの香りにも気がつく。
調和のとれた緊張感のある好ましい味。

適温:16-18度(フレスコ)18-20度(熟成)

8月最週末メゾコローナで行われた試飲会“Alla scoperta del Teroldego”にて。

2008年8月13日水曜日

オルガンコンサート in Trentino

フィエンメ渓谷を拠点に、イタリア各地でも活躍中の吉田愛さんの9月トレントでのコンサート情報です。

  日時:9月13日(土)21時、
  場所:トレント、ラステ Santuario Madonna delle Laste

8月にもあったカヴァレーゼの教会とテーゼロでのコンサートはあいにく見逃しました。一日遅れでカヴァレーゼで偶然見つけたポスターの写真をアップしておきます。

お近くにお越しの際はは是非とも一度足を運んでみては如何でしょうか。きっとオルガンと彼女の弾くオルガン曲に魅せられますよ。

ちなみに、コンサート情報は彼女のブログ“オルガニスト愛のイタリア山小屋生活”にも掲載されています。

2008年8月12日火曜日

暑中(残暑)お見舞い申し上げます



この時期は山岳地方に避暑にいくか、日中は家に篭るというのが賢い過し方。
それでも8月も半ばを過ぎるとぐっと涼しくなるんですが。

忍耐強く時々訪れていただく皆々さまへ、
是非とも夏を謳歌して下さいね!!

2008年2月27日水曜日

Arco-Giovanni Segantini della Natura

出生から150年を記念してジョヴァンニ・セガンティーニの出生地アルコでセガンティーニ展を開催、約40点におよぶ油絵とデッサンを展示。





日時:3月8日~5月11日、
日曜~木曜日 10時-18時、金、土曜日 10時‐22時
場所:Galleria Civica G.Segantini-Palazzo dei Panni
入場料:5ユーロ(割引3ユーロ)


ジョヴァンニ・セガンティーニは1858年1月15日アルコで出生。

1874年アカデミア・デレ・アルテ・ディ・ブレラに登録、3年通学。1879年のブレラ国立展示会で最初の作品が多くの評価を受ける。当時はロンバルディアの真実主義の流れの影響を受けている。

Vittore Grubicy が当時のパトロンの一人であり、その後も友人関係と仕事の関係が長い間続くことになる。
新しい風景を求めてブリアンザ、その後プシアーノに引越しを続ける間も彼の経済援助を受けている。暫く自分独自のスタイルの確率を求めてアカデミアの若い塾生との交流をさけることを試みている。
86年イタリアからサヴォニーノへ。彼の絵の対象は畑作業、遊牧、羊毛の刈り込みや紡績作業などの田舎の生活であった。Grubicy はセガンティーニの経済援助を保証し、同時にイタリアはもとより、海外へ彼の作品を紹介、名声を広めていく。

1889年ロンドンでのイタリア展に出展、ここで高い評価を受け、芸術雑誌から仕事依頼を受ける。この頃にはデヴィジョニズム(色彩分割描法)画法が確立。北部地方を題材にした象徴主義的な寓意作品を残している。

『色をパレットのうえで混ぜていく作業は黒という色を導く過程にすぎない。真実はキャンパスに彩られる。絵画は光や空気や真実に近いものを生み出す方がいい。』セガンティーニの言葉である。

2008年1月21日月曜日

Folgardaー フォルガリダ

今年になって久しぶりに晴れた日曜日、スキーフリークでもないけれど、雪山を見に行くというのも悪くない、と出かけたのがFolgarida(フォルガリダ)。

トレントからは車でおよそ1時間弱、6人乗りのキャビンで約8分のMalghet(1855m)まで行くと目前にドロミティ・ブレンタが眺望できる、日当たり抜群の場所。スドライアのレンタルは一日3ユーロくらいです。

今回はフォルガリダまで車で行き、そこからゲレンデまでのリフトに乗りましたが、昨年クリスマス時期に、Daolasa~山小屋Solander(2040m)を12分で運ぶ新しいリフトが運行し始めたそう、ドロミティ・ブレンタだけでなくグルっと360度のパノラマが眺望できる『テラス』があるというので、次回は是非とも行ってみなくては。

トレントとVal di Sole のふたつのスキー場を結ぶ電車駅(Daolasa、Marilleva)も延長、車の渋滞に巻き込まれることなくこの渓谷へ、(Dolomiti Express http://www.ski.it/html/treno-sci.asp)、 駅から直接ゲレンデまでリフトがアクセスするという便利なサービスも開始しています。

冬のスポーツはしないからと山を敬遠するよりもリフトを使って雪景色を見に行く、高い山に登れば空気もいいし、それはまた視界も変わって気分も変わるというわけ。なかなか健康的な、トレンティーノならではの休日の過ごし方といえるかも。

もしも車で出かけた場合は、ファルガリダからMadonna di Campiglio までもわずかな距離なので、帰りにスキーリゾートで有名なここでショッピングという予定を加えることもできる、というのもいいですね。

http://www.valdisole.net/cms-01.00/articolo.asp?red=1&s=266&IDcms=2454&idAS=2454

2008年1月16日水曜日

Broccolo di Torbole e Santa Massenza

<ブロッコロ・ディ・トルボレ・エ・サンタ・マッセンツァ>

カリフラワーやブロッコリーの野菜の仲間であるが、この地方で採れるのはカリフラワーに見えるかぶの部分より、葉っぱが大きく成長しているのが特徴。

大きな葉はざくざく切って、太い茎を取り除き、かぶも葉も塩茹でにする。普通のカリフラワーよりかなり小ぶりなせいかサクサクしている。そして葉のほうが更にしまってコクがあるという感じ。魚料理にも、カルネ・サラーダのつけ合せ野菜にもおすすめだそう。

コショウ少々とオリーブオイルをかけるだけで充分美味しい、トレンティーノ産の冬野菜です。(11月から4月)

2007年12月21日金曜日

スキーバス(Trento-Monte Bondone)

冬期のスポーツが楽しめるモンテ・ボンドーネまでスキーバスが運行しています。

12月8日から3月23日までの土、日祭日、12月22日から1月6日の毎日、トレント中距離バス発着所から、1月7日から3月21日までの平日トレント鉄道駅前Piazza DanteからSopramonte 経由で毎日運行します。朝でかけて、昼すぎには戻れる近距離の、初心者も家族連れでも楽しめるスキー場です。

<乗車料金>
1ユーロ
*トレントカード、ウインターカードで乗車フリー
*ロープ-ウエイ乗車、指定のレストラン、バールでの飲食、レンタルスキーの10パーセント割り引きなど特典付。

トレントカード(10ユーロ、24時間有効)はトレント市内ミュージアム、モンテボンドーネ熱帯植物園、ワイン醸造所(公開日のみ)、ロープウエイ乗車、自転車レンタルなどが無料になりさらにお得。

近頃ブームのチャスポレをレンタルして雪景色の森を散策、というのもトレンティーノならでは冬の遊び。

詳細はトレンティーノSpA へ
http://www.apt.trento.it/Italiano/Skibus.htm

2007年12月17日月曜日

Qualita` della vita

Il Sole 24 oreの『Qualita' della vita』(quality of life)統計調査で、イタリア103県のうち、北部はトレント、南部はアグリジェントが輝く第1位に評価されたそう。

その評価の内容は6項目、
-tenere di vita 6位
-affari e lavoro 2位
-Servizi ambiente e Salute 33位
-Ordine Pubblico 12位
-Popolazione 16位
-tempo libero 14位

の総合評価で第1位ということですが、このAffari e Lavoro 2位というのはダントツ。エコノミー・フェスティヴァル開催地でもあるトレント、商売、実業に関する質について評価が高い?

それで、これはさらにいくつか対象があって、
-Lo spirito d'iniziativa 44位
-Chi apre e chi si ritira 46位
-Alla ricerca di un posto 12位
-I giovani occupati 22位
-I prestiti alle imprese 1位
-I debiti non pagati 4位

と、この企業援助に関する評価が1位というのが点数上げているってことがわかります。なるほど。

トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州のその州都であるトレントとアルト・アディジェの県庁所在地ボルツァーノももちろん毎年この調査では暮しやすい都市の上位に上がっている。他州に比べて税金が安いとかなんとか、確かに有利な点は数々あるらしい。当然不利な点もあるらしく、地元の放送局ではよく討論してますね、そういえば。

生活している身としては、確かに治安は良く、自然が多く、環境を尊重する意識が比較的高い(例えば広告や建築規制が厳しいなど)、それにともかくトレンティーノ人の気質というべきか、真面目にことを運ぶから、イタリア特有とも知られる(?)ルーズさは見られず、公共機関も滞りなく動いている点で安心して住めるところ。

でも物価は他州より確かに高いという印象。仕事が探し易いかどうかは、イタリア人にとってどうかはともかく、最近ことに増えてきた外人の仕事はそれに限りがあることで、どうなんでしょう。

でも県民全体に、企業に対しても外人に対しても、もちろん地元のトレンティーノの人々に対しては当然の如く、平等に住みやすい街にしようと努力はしていると思う。外人の私にはそう写るが、県民の中にはやはり酷評も多い。そして、ちょっと他の州と違うのは(多分)、不満を言いっぱなしにせず、行動に移すタイプの人が多いのではないかと思う。だから日々改善を図って、住みやすい町と評価されているのだと思う。

但しこの『平等に』というのがとっても難しい。そのハードルの高さを決定するのが。

2007年12月13日木曜日

日本茶を飲みたくなったら

トレント市内で緑茶が買える店。

Casa Del Caffe` -via S. Pietro 38

クリエイティブなお店。コーヒーの豆を主に売っているようですが、世界各地の飲み物コーヒー、紅茶の種類がおいてあって、日本茶は緑茶の玉露とほうじ茶、玄米茶、抹茶があるそうです。ご主人はとても親切にいろんな相談にのってくれ、置いてある以外にも注文にも応じてくれるかもしれないという期待を抱かせてくれます。
オリジナルブレンドを焙煎していて、店の一角にはコーヒーが飲めるコーナーが。
その他にお茶菓子のチョコレート、ビスケットの種類が豊富で、しかも包装がとても洒落ていて、ウインドーを覗くだけでも楽しいので、一見を。

Peter's Teahouse-via Garibaldi 21

紅茶専門チェーン店。個人の好みでBIO煎茶とBIO茎茶のミックスして飲んでいますが、煎茶のデリケートさを茎茶で香りと味をしめると美味しいですよ。

L'ora del Te'-corso 3 Novembre 64

エノテカの傍らお菓子とお茶を売っています。いずれも種類は豊富。ここの茎茶は飲んだ後口の中がさっぱりするので食後に飲むのお茶として適しているかな。

L'Origine -via Prato 22
NaturaSi- via Brennero 138

いずれもBIO食品マーケット。ほうじ茶、番茶を置いています。
その他に和食は健康食品の扱いのようで、味噌、たまり醤油、乾物(ひじき、大根、レンコン、しいたけ、昆布など)梅ペースト(強烈に酸っぱい)なども見つかる。今ではコープでも売っている豆腐、始めはこういう店にしか置いてなかった。NaruraSiで梅干仁丹を見つけたことがあり、密かなファンがいるらしいことを知ったわけです。


普通の煎茶は少し苦かったり、味が薄いと感ずるイタリア人も多いそう。
確かに英国風紅茶もフルーツのお茶も味がはっきりしているので、これを飲みなれていれば、煎茶などはデリケートで白湯に薄く色がついたようなものかもしれない。

一方ほうじ茶は香ばしいし、カフェインも少ないという理由で好まれているらしい。
玄米茶は確かにお米の香りと味がすぐわかる、あまり草の味が強くなく和食に良く合う日本ならではのお茶だと最近見直しているところです。

2007年12月3日月曜日

近況33人のトレント人



度を越しているのじゃないかと思うほど年々訪問数が増えている、クリスマス小市場。先週末は100台の観光バス、8万人の訪問を記録したとか。(スゴイ数字ですね!)

クリスマス小市場はいつのまにか市民のためというより、観光客を呼ぶための商業用メルカティーノになっている(ように思える)。観光局が大掛かりな宣伝をしているに違いない、、。おかげで住民は週末、州外へ脱出するはめに。なんといっても中心地の駐車場は観光客に占領されているから、ただでさえ見つけるのが難しいところ、わざわざ神経を尖らせるために車では出かけない。

では郊外のショッピングセンターはどうかというと、12月は大抵日曜日も営業しているから、住人はきっとこちらへ足を運ぶのだろう、どこも混雑している。日曜日営業のいいところは買い忘れた食糧品もが開いているスーパーマーケットで手に入ること、当然ここには、コンビニエンスストアーはないので、時にありがたい、でも渋滞。

訪問客を増やすことは街の活性化をはかるひとつの手段だろうが、時々、静かだったトレンティーノはいずこへ、、、?と思うこともある。チェントロ散策も長く住んでいるトレント住民の特許でなくなり、外部から短期で滞在している学生や観光客にどんどん占領されていく。